shigerico blog

北欧を中心に、幸せな生き方と教育の在り方を探求する旅をしていました。現地で見て、聞いて、感じた学びを発信しています。共に学び、応援し合えるごちゃまぜ共創空間をつくりたい!

フォルケホイスコーレの修学旅行!

 

 

こんにちは!

今日はフォルケホイスコーレの修学旅行について書きたいと思います。

 

フォルケについてはこちらの記事で書いているので、気になる方はぜひ見てください!

 

shigerico.hatenablog.com

 

今回私が合流させていただいたのは、Krogerup Højskole(クローロップ ホイスコーレ)のインターナショナルコースの皆さんのところでした。

※上の記事、ツアーで訪問した学校とは別の学校です。

 

英語で授業が受けられるフォルケホイスコーレはデンマークの中でも数少ないため、日本から来ている人がたくさんいました。

 

なぜフォルケに来たのかの理由を尋ねると、

 

・国際コースに興味があって

・仕事の切り替えに

・一度は就活をしたが、改めて自分を見直したい

・休暇

・英語の練習

など、理由とともにそれぞれのバックグラウンドを話してくれました。

 

 

修学旅行の日程はこんな感じ。

 

デンマークエコビレッジデンマークのサムソ島 → ベルリン

 

私が行かせていただいたサムソ島だけかなりボリューム多めになってしまいましたが、下記で詳しく述べていきます!

 

 

それでは、フォルケホイスコーレの修学旅行始まりまーす!!

 

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3日間:デンマークエコビレッジ

ここでは働く代わりに、ご飯と宿泊をすることができます。

畑を耕したり、自転車を修理したり、調理をしたり、業務内容は様々。エコビレッジとは、持続可能なまちづくりをするコミュニティであり、そこに住む人は自給自足で生活をしています。今回の修学旅行の一環となっているように、ゲストワーカーの受け入れも行っているようです。

 

3日間:Samsø島

 

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この島の1日目の夜に、私はフォルケのみんなと合流させていただきました。

サムソ島は、100%自然エネルギーによってエネルギー需要を賄う地域として知られている島です。

 

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自転車をこいでいると風力発電がたくさん見られました。

 

この島ではスタディーツアーのように施設を訪問し、話を伺う機会がたくさん。サムソ島の持続可能な生活の秘訣についてや、サムソ島が抱える問題などをお聞きましました。

 

中でも驚いたのがこれ!

 

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島の暖房の多くが、麦わらを利用した自然エネルギーで賄われているそうです。施設内では、同じ重量で束ねられた麦わらが山積みにされ、別の部屋で焼却されていました。

 

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また、みんなで自分の意見を話し合う時間も。真ん中に置かれた瓶をとった人が話します。あくまでも自分のタイミングで。強制されることはありません。

 

そして夜。

買い物グループ、調理グループ、片付けグループなど日替わりでグループが別れており分担して食事の準備・片付けを行います。

 

それぞれの国の料理を振舞って、食べる前に紹介していました。

作ってくれた人に、自然なありがとうの気持ちが生まれます。

 

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キャンドルを灯し、落ち着きがありながらもとても楽しい雰囲気。そして久しぶりの白米に感動するわたし。みんなで作り、みんなで食べるご飯は本当に美味しかった。

 

 

そしてサムソ島最終日の夜に少しの揉め事が。

先生が紙のお題を1枚引いてスピーチをするアクティビティを提案し、みんなが参加します。しかし、次の日が5時起きととても早いことからお皿洗いを始めた人が1人。

 

先生がはじめに注意しましたが、みんなは先生の気持ちは理解していることを伝えた上で、明日の朝が早いこと・アクティビティを始めるのが遅かったのではないかと話し、不満に思っていたことも伝え合います。

 

まさにこの話し合いを見ていて思ったのが、ツアーで学んだ先生と生徒が「対等」という関係。先生が言っているから正しい、なんてことはありません。

しかし、ここでのポイントは、あくまでも意見を押し通すのではなく、それぞれの気持ちを掴み取りながらクラスがより良くなる方向をみんなが目指しているということ。

 

最後はお互いに分かり合い、先生と生徒が抱き合っていた場面が印象的です。

 

 

4日間:ドイツのベルリン

おまけみたいになってしまいましたが、、、(笑)

 

ここでは他の学校の学生さんと交流する時間もあるのだとか。詳しくは行っていないので分かりません!!移動した日と次の日はフリータイムで、各自好きなところを訪れていたようです。

 

 

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以上、10日間の修学旅行でした!

 

この修学旅行を境として、フォルケには前期と後期があり、取る科目などが変わるそうです。前期の授業を懐かしむ人や、修学旅行明けの新たに始まる授業を心待ちにしている人がたくさんいました。

 

 

また、この修学旅行ではそれぞれが検証したいことをプロジェクトに掲げ、施設の人や街の人にインタビューをする姿も見られました。興味ある分野でチームを組み、修学旅行後にはプロジェクトのプレゼン発表もあるようです。ぜひ、日程が合えば見にいきたいです!

 

最後に、、、

フォルケのみんなと過ごし、色んな話を聞くことができました。

・授業終了後の20時から様々なイベントが行われること。

・ダンスパーティーや服を1枚ずつ脱いでいくゲームが学校内で開催されること。

・北海道地震が起きた時には学校内で募金を行い、30万円集めたこと。

・募金のお返しには日本から来ている人たちでお寿司を作り、お礼として振舞ったこと。

 

 

予想以上に生徒が主体となり、学校を動かしているイメージがもてました。

こんなことやりたい!と言えば、いいね!と言ってすぐに仲間が集まり実行できる環境にあるのもフォルケのいいところの1つであるように感じます。

 

 

フォルケの皆さん、2日間ありがとうございました!Mange tak!

 

 

 

私の壮絶な1週間、見えない明日をどう生きる?

 

 

こんにちは!しげりこです。

 

私の壮絶な1週間の続きです!!

 

※ 前回までの日々はこちら↓↓

shigerico.hatenablog.com

 

 

今回はフォルケのみんなとお別れした次の日から、私がどう過ごしていたかを書きます。

 

 

10月20日(土)

早朝の5時に起きて、ビレッジを出る準備をします。辺りは真っ暗。

フォルケのみんなは、ベルリン行きの飛行機の時間が迫っているため、6時45分のフェリーに乗船します。

 

さらばSamsø島よ!

 

 

この日、私はある約束をしていました。

 

そう、チボリ公園コペンハーゲンにある遊園地)に行く約束です。

フィンランドのYOKOSOプロジェクト

高校生主体の学校イベント、YOKOSOプロジェクトに参加! - shigerico blog

で出会った日本からの留学生が、デンマークに旅行で来ているとのことで、誘ってくれました。

 

こんな時こそ、1日思いっきり遊んでみよう精神!!

 

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チボリ公園は色々カオスで、ツッコミどころ満載で、それはもう楽しかったです。朝から夜まで、12時間くらい滞在したかなぁ〜。

近々、チボリ公園ブログ書きます(笑)

 

その日は彼女と同じホステルに泊まりましたが、早朝のフライトでフィンランドへ戻るとのこと。お互いの部屋は違ったので、おやすみとともに別れを告げます。

 

 

 

10月21日(日)

 

さて、私は明日からどうしよう。

 

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旅人のように、自由に気の向くままに新しい土地へ行ってしまおうかと何度も考えましたが、

 

 

やっぱり私は学校現場を見たい。

 

 

 

その気持ちが心に強くありました。もしイギリスに行けていたとしても、デンマークには12月に帰ってきて、ツアーでは分かりきれなかった部分を再度探求したいと考えていました。フィンランドに1ヶ月いて、1日の訪問ではまるで分からないことがたくさんあったからです。

 

デンマークに帰ってくるのが少し早まっただけ。やることは変わらないはず。

 

自由に旅立ちたい想いはすぐに消えました。

 

実は先週、フォルケのみんなとの修学旅行前に、3つの学校へ訪問させていただけないかのメールしていました。(ただ、前回の投稿でも述べたように学校には秋休みがあるので、返事を期待できるのは月曜日以降です。)

 

ひとまず、2日分のホテルを予約し、明日からの計画を練ります。明日は学校休みが明け、メールの返信が期待できる月曜日!もし返事かなかった時のことを想定し、さらに範囲を広げて小学校をリストアップしました。

 

また、コペンハーゲンで外食すると、昼は2000円、夜は4000円とお財布が耐えられません。スーパーでパンとハムとタマゴサラダを買い、サンドウィッチを作って生き延びます。40円のバナナにも毎日助けられています。

 

 

 

10月22日(月)

 

そんな長い日曜日の夜が明け、月曜日!!

 

この日はビザの申請をしに移民局へ行きました。

ここも話すとややこしいのですが、イギリスに行けなかったため、シェンゲン協定の滞在が3ヶ月を超えてしまうので急遽、必要になったビザです。もしビザが早く下りれば当初予定していた12月末まで、遅ければ11月末には日本へ帰国という形になりそうです。

かなりの例外ケースでびびっていたのですが、すんなり書類を受け取っていただけました。あとは返事を待つのみです。ここはもう神頼み。どうなるのか、帰国日。

 

ビザに関しては散々だったので、もうしばらく考えたくありません(笑)

 

 

そして、期待している学校からの返事。

 

メールは、来ない。

 

昼を過ぎても、来ない。。。

 

あまりたくさんに送ると、もし多く返事がきたときに断る形となってしまって申し訳ないと考えていましたが、そんなことはもう言っていられません。

 

さらに8つの学校へメールをしました。

 

 

送ったメールが悪かったのかと振り返り、メールの内容は時間がなくても読めるように簡潔に。

でも自分がどんな人かを知ってもらうために、訪問することへの想いや今までの活動を書いたプロフィールを写真付きで1枚にまとめて添付しました。

 

 

まさにPDCA!!おりゃああ。

 

根気強く、返事を待ちます。

 

 

 

10月23日(火)

 

携帯の通知音に瞬時に反応してしまうほどの期待も虚しく、学校からの返事はありません。

ホステルで出会った旅人の方が、そんな私を見て「焦っても仕方ないよ〜、なるようになるさ」と言ってくださりました。

 

確かになぁ、と頷きつつも、

明日からどうしよう、、、

 

またそんな不安が頭を過ぎります。

今日と明日のホステルをまた予約しました。何もできず、お金だけが消えて行く日々、、、。

 

 

居ても立ってもいられなくなり、4枚ほどのスライドでプレゼンを作りました。

学校に突撃訪問するためです。

デンマークツアーの時にも、突撃でインタビューはしていました。でも今は1人で、インタビューよりハードル高く感じられる授業見学の依頼。インタビューの時に、立ち入るべきではないと追い出されてしまった経験も思い出します。あの時の英語が得意な友達もいません。

 

何とか短い時間で伝わるように、即席ながらにも想いを込めたスライドを ipad に送り、(この時はじめて持ってきて良かったと思った)いざ学校へ。

 

校門をくぐる時は、いいのか、、、と、かなりビビりましたが、近くにいる先生に話しかけては上の先生へと快く繋いでいただくことができました。

どの先生も私のスライドを頷きながら聴いてくださりました。

 

 

スライド作戦はかなりの手応え!!

 

そんな中での実際の結果を書いていきます。どきどき、、、。

 

 

 

学校①

ある女の先生:「私では分からないから、校長先生に聞いてみて。二階の真ん中あたりに部屋があるわ。」

 

二階に移動し、校長先生の元に行く。

ここで私のスライドを見せる間もなく、

 

校長先生:「アポイントは取っているのかしら?」

私:「先週メールを送らせていただきました。」

校長先生:「返事は?」

私:「まだいただいていません。」

校長先生:「それでは難しいです。どうしてもというなら再度メールを送ってください。」

 

メールの返事がないからここに来たのだが、、、という心の声も虚しく、威厳とした校長先生の態度には敵いませんでした。

 

 

 

学校②

ある男の先生:スライドを見て「あなたのために授業を見せることはできると思うよ!校長先生に聞いてみるから待ってね!」

 

校長先生の元へ。

 

校長先生:「アポイントは取っているのかしら?」

私:「先週メールを送らせていただきました。」

校長先生:「今週すぐにというのは無理だけれど、来週なら先生とも調整できるかもしれないわ。再度メールしてくれる?」

私:「はい!!!!!!!!!」

 

歓喜でした。

やはり、メールではなく足を運んで話をするのが圧倒的に早いです。

しかし、今週はまだ水、木、金と3日間もある。未だに、明日をどう生きるか状態。

あと1つだけ行ってみようと決めて、もう1つ近くにある学校へ向けて歩きました。

 

 

 

学校③

校長先生に聞かないと決められないものだと察していたので、はじめから校長先生はどこにいるのかを聞きます。校長室につくと、にこやかな校長先生と目が合いました。ビビるわたしに対して、先生は初対面なのにめちゃくちゃ歓迎モード。

 

私:「入ってもいいですか?」

校長先生:「もちろん。初めまして!(握手をする)お名前は?」

私:名前を言うとともに、スライドを見せながら自分が何者かを話す。

校長先生:「今日はもう先生が帰ってしまって授業見学の相談ができないけれど、明後日はどうかしら?明日は少しイレギュラーな予定だから、あなたが来ることは難しいわ。」

私:「明後日、行ってもいいのですか!?」

校長先生:「ええ。もし見たい授業や学年があれば、また木曜日に言ってね。」

 

 

 

何ということでしょう。あれだけメールを送り、悩んだ日々が嘘のようです。

こうして、本日の私なりのアクションは幕を閉じました。

 

 

明日は、木曜日の学校訪問に備えて再度デンマークの教育について調べたり、知りたいことを改めて考えたりするようにしたいです。

せっかくだから、ニューハウンの絵も描きに行こうかなぁ〜。

 

 

行く先があるだけで、こんなにも顔を上げて歩けるようになるんだと実感した1日でした。

 

そして、こんなに素敵な街にいま自分はいるんだと。

 

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この3日間見ていたはずなのに。3日間の中で1番曇り空なのに。

今日の景色はどこか明るく感じられました。

 

 

引き続き、私らしく頑張ります!!

 

 

 

私の壮絶な1週間、ヘルシンキバックのその先は?

 
 
こんにちは!しげりこです。
 
私は今、デンマークコペンハーゲンにいます。
あれ?次はイギリスじゃなかったの?
 
2つ前のブログにはイギリス行ってきますと書いたので、コペンハーゲンにいることは私にとっても予想外。
 
理由はこちらにあるので、またぜひ見てください。↓↓
 
 
 
 
でも一体、なぜコペンハーゲンに帰ってきたのか?
少し時間を遡って見てみます。
 
 
10月16日(火)
 
ヘルシンキに戻された私は考えた〜
 
 
選択肢① オランダに行く
 
イギリスの次に行こうと予定している国。まだ連絡を取り始めたところで、学校側もステイ先も準備をしてくださっている。急に行くのはかなり迷惑な話である。→却下。
 
 
選択肢② フィンランドのステイ先に戻る
 
「成長して必ず帰ってくるね」と、色紙をプレゼントして、先生とホストマザーと抱き合った別れを思い出す。自分の事情で戻ったところで合わせる顔がない。→却下。
 
選択肢③ デンマークに留学している友人のところに行く
 
元々は、12月にこの友人が在学しているフォルケホイスコーレ(大人のための人生の学校)に3日間ほど行かせてもらう約束をしていた。何とか、、という想いでLINEをしてみる。
 
私:「少し早いけど行かせてもらえないかな、、、?」
 
友人:「修学旅行中だけど来れるならいいよ!」
 
(なんて寛容な学校なんだ、、、)
 
ということで、火曜日の夜にヘルシンキに戻された私は早速、翌朝のフライトでコペンハーゲンに戻ることを決意!この頃には、空港泊にも抵抗がなくなっていました。(監禁中の空港泊はたまらなく辛かったですが、、、)
 
 
翌日
 
コペンハーゲンに到着!!
9月2日に到着したあの日のワクワクを思い出します。帰ってきたよ〜!!
 
早速フォルケのみんなが泊まっているところまで向かおうとするわけですが、これまたすごく遠い。明日には別の島へ移動するとのことなので、私もその島の近くまで行き、今日は自分で宿を予約することにしました。
 
 
 
苦難① 宿が遠すぎる
 
本日の目指す場所はここ。コペンハーゲン空港から電車とバスで、約2時間。
 

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電車を降り、宿の近くまで行くためにバスに乗車します。
一緒に乗車した人は次々と降り、どんどん街の風景が変わります。
 
そして、降ろされたのは、
本当に何もない、誰もいない大自然の中。
 

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汗だくになりながら、重いキャリーを押し、宿を目指して歩きます。
荷物の総重量はリュックとキャリーで、
 
30キロ
 
この日ほど、出国前の準備でキャリーに色々と詰め込んだ自分を恨んだことはありません。地面が砂じゃなくてコンクリートだったのがせめてもの救いでした。
 
時刻は18時半。
 
街灯がないために、日が沈むとさらに危なくなります。ヒッチハイクを試みるも、車さえ通らないのが辛いところ。いつかのYoutube用に、と動画を回しながら必死に精神を保ちます。
 
 
 
苦難② 宿が分からない
 
歩くこと約2キロ。
(予約時には最寄りバス停から200mと書かれていたが、、)宿の辺りに到着。
 
確かにマップ上では確かにここ。家はぽつん、ぽつんとありましたが、写真と一致するような家はありません。すがる想いで、住所が一致した家を覗きます。
 
 
 
誰もいない、、、
 
もう一度、あの道を歩いて帰る元気もなく、野宿を一瞬覚悟しました。
 
再度確認するためにメールを開くと、私が必死に歩いている間に一通届いていました。
 
「鍵は家の郵便受けに入っているよ!家にあるものなんでも自由に使っていいからね〜!」
 
確認しに行くと、
郵便受けに鍵が、
あった、、、!!(野宿じゃない、耐えた〜〜)
 
 

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家の中に入ると、確かに予約時に見ていた写真と一致。きっとこのようなケースは旅人からすればよくあること。私の経験不足なだけに、焦りのひと時でした。
 
 

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とても整頓されていて、1人で泊まるのがもったいないくらい素敵なお家でした。なぜかお湯は出ませんでしたが水シャワーを浴び、この日はゆっくり就寝。
 
相当疲れていたようで、10時間ぐらいぐっすりでした。
 
 
 
苦難③ バスが運休
 
そして翌朝。
どうやら前日、私は昨日乗車するバスを間違えていたようです。確かに家から200mほど歩いたところにバス停がありました。自分のアホらしさを自分で処理しながら、散歩がてら外に出て、バスの時刻を確認します。
 
あれ、、、?
 

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下の方に小さく、Kører ikke den 15.10.2018 - 19.10.2018 と記載されているのを確認。

 

まさかと思ってグーグル翻訳さんに尋ねます。

なんと、それは、そのまさかの、1年に数日しかない休みウィークでした。デンマークでもフィンランドと同様に学校には秋休みがあり、それに合わせてバスも運休するのかと自分を納得させます。
あたりに学校があるのかは分かりませんでしたが、この近くに住む子どもが利用するバスなのでしょう。
 
 
家に帰って1人作戦会議をしていると、家のホストらしきおじちゃんが掃除をしにこの家へ。
 
事情を話すと、駅まで送ってくれるとのこと!!
 
神様降臨!!!(涙)
 
 
 
重いキャリーを車に積み、駅に着くとおろしてベンチまで運んでくれる優しさ。この時は、本当に感謝が止まりませんでした。
力強く握手をしておじちゃんとさようならをしました。
 
 
 
そして、1日3本しか運行しないフェリーでしたが、無事に乗船!

1時間ほどかけて、フォルケのみんながいる Samsø島 へ!!

 

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この後も、港からビレッジまでの移動でタクシーを呼ぶのに、私の携帯simが電話対応していないプチトラブルがありましたが、街の人が電話を貸してくれ、タクシーも呼ぶことができました。またまた、感謝です。
 
 
そしてビレッジに着くと、ホリデーでこの島に来ているという家族が1組。
 
私がヨーロッパにきている理由、デンマークへ戻ってきた理由などを話しながら、トマトスープとゆで卵を一緒にいただきました。この時に食べた約24時間ぶりのご飯の味は忘れません。誰かと一緒に食べるご飯は、美味しさだけでなく大きな安心がありました。
 
 
フォルケのみんなが活動から帰ってくると、
 
「よく来たね!大変だったね!」と言葉をもらい、「あぁ、1人じゃない。」と実感することができました。一気に心が温かくなりました。仲間って本当に偉大です。
 
 

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フォルケのみんなと作ったこの日のご飯
 
このフォルケのみんなとは2日間一緒に過ごさせていただきました。ビレッジの後は、ベルリンに行くそうで、流石にそこまではついていけないのでお別れです。また帰ってきたい場所が増えました。ありがとう、私の友人をはじめとするフォルケのみんな!
 
 
 
この時はまだかなり楽観的、実はここからまた私にとって壮絶な時間が始まってしまいます、、、(笑)
 
続きはこちら↓↓
 
 
 
 
では、今回はこの辺で!!
 
 
 
 

世界初の無料給食を実現した国、フィンランドでの学校給食!

 
 
フィンランドでは今年で無料の学校給食を始めてから、70年になります。
題名にもある通り、無料給食の先駆けとなった国なので、70年は世界で1番長いということになります。
 
 
どこの学校にも、食堂にはこんなものが置かれていました。

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フィンランドで70年間無料の学校食を提供しています。トップ!一緒にもっと一緒にやって!(Google翻訳、、、笑)
 
 
 
プレスクールの子は朝食、昼食、おやつと3食を学校で食べていました。小学校でもアフタースクール(日本でいう児童クラブ)まで行く子にはおやつが無料で提供されます。
 
高校でも給食があり無料です。
(ちなみに。先生など、学校で働く人までは無料ではありません。地域にもよりますが、イーサルミでは1食5.7€=750円くらいでした。)
 
 
 
実際の給食はこんな感じ!!
 
 

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どれもとても美味しくいただきました。
 
4週間学校に行かせていただきましたが、2回ずつくらい同じメニューを食べました。
 
 

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こちらはプレスクールの朝食

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こちらはプレスクール、アフタースクールのおやつ

 

 
給食は教室で食べるのではなく、学校内に食堂があり、ここにみんなで集まって食べます。一気に全校生徒は入れないので、1,2年生は10時30分~、3,4年生は11時~などと時間によって昼食の時間が決められています。それに合わせて休み時間や、授業時間も学年ごとにうまく調整されています。
 

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日本と大きく異なるのはセルフバー形式の給食。
子どもたちは自分で食べれる量だけをお皿にとります。そのため、やはり嫌いなものはとらない子や、昼食それだけ!?と驚くほど少しの量しか食べない子がいるのも事実です。
 
一方で、残す子は圧倒的に少なかったので、その点はセルフバー形式の良さだと感じました。
 
 
食堂では、子ども同士はもちろん先生同士でもクラスを超えた会話がされていました。担任1人ではなく、多くの先生で子どもたちみんなを見守っているイメージです。
 
 

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日本のような給食準備はないですが、食器を下げて食堂で働いてくれている方に「kiitos!(ありがとう)」と伝えます。
 

 

そして食後は、みんなキシリトールフィンランドキシリトールの原産国で、食後に食べるのが習慣のようです。
学校だけでなく、家にも置いてあり、子どもたちは食後に欠かさず食べていました。
 

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実際、フィンランドでは虫歯予防としてキシリトールが活用されており、虫歯になる人・本数が減少していると言われています。
 
 
 
日本と全く違う学校給食でしたが、どう感じましたか?
 
 
実は日本の給食も以下の点で世界から注目されているそうです。
・栄養面に最大の配慮をしている
・子どもたち自身が給仕する
・質のわりには給食費が安い
・食育を行っている
 
今回、フィンランドめっちゃいい!と一概には言えませんが、日本で給食費を払えない家庭の問題などを考えると、全域で高校まで無料なのはやはり魅力的。
結局は教育費にかけるお金、、、となってきそうですが。
 
 
 
と思って調べてみると、
 
実は日本でも無料給食を実施している地域がありました。しかし、全体で見るとごくわずかです。
 
 
また、世界の給食について大学の授業で調べたことがあり、
・一度自宅に帰ってご飯を食べる
・小学校でも好きなものを買って食べる
といった世界の学校もあるようです。
 
 
今後も国をまわる中で、各国の給食について確かめながらレポートしていきます!(^^)
 
ではでは!
 
 
 

高校生主体の学校イベント、YOKOSOプロジェクトに参加!

 
 
10月12日、フィンランドのVieremäという地域にある高校で行われた日本文化を体験するプロジェクトにゲストティーチャーとして参加させていただきました。
 
 
始まりは、校長先生からの一本の電話。
「再来週の金曜日にJAPAN DAYがあるんだけど、来れない?」

 

この時は全く知らない人だったので(なぜ私の携帯番号を知ってる!?)驚きが隠せなかったのですが、後から話を聞くと、私が通わせていただいている小学校の先生から日本の大学生が来ていると聞きつけて連絡を下さったとのこと。
今回はたまたまかもしれませんが、学校を超えた先生同士の学び合いがあったりするそうで、繋がりを実際に感じた出来事の一つです。別の例を挙げると、1ヶ月私のホストファミリーになってくださる方が見つかったのも、先生同士の繋がりがあったからでした。

 

そして当日。

 車で30分、学校に向かうと、、、

 

 

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学校全体に日本に関連するの写真が!

 


この高校では、毎タームの最後の日に今回のようなプロジェクトデーを設けていて、全て生徒たちが企画して開催します。
柔道、折り紙、カタカナ、そして私が入らせていただいたお寿司とお好み焼き作り。
 
この日は他の高校の生徒たちも呼び、1時間ずつ各コーナーをまわります。(お好み焼き屋でバイトしててよかった〜
 

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巻くのに苦労しながらも、楽しんでくれました!

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久々の白米に、私が感動



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こちらはお好み焼き、キャベツ2玉分作りました



 

  

8月が学校のスタートなのでまだ日本について学び始めたばかりですが、来春には集大成として、修学旅行で日本へ!
 
 
ここでおもしろいのが、修学旅行先をいくつかの中から自分で選び、事前にその国について学習するのです。(しかも座学だけではなく、やってみて学べる!)
デンマークツアーの時に事前に訪問国について学ぶことの大事さをとても実感したので、まさにそれが学校で行われていることに感動しました。

 

 

これにて、フィンランドの学校訪問が終了。
この地でのたくさんの素敵な縁に感謝!幸せなことに、どこか行く度に帰ってきたい場所がまた一つ、また一つと増えていきます。世界一幸せな国と言われるフィンランドでの生活、本当に幸せでした!!

 

そして月曜日からは、イギリスへ。
理由は後々、、!

 

「突っ込む勇気」を持ち続けて、新たな地でも頑張ります。
 
 
 

フィンランド小学校でのモンテッソーリ教育、その教具が実におもしろい!

 
 
どうも、しげりこです。
現在、フィンランドの小学校で1ヶ月のインターンをさせていただいてます。
 
 
その小学校の1、2年生のクラスでは、学校の意向でモンテッソーリ教育が取り入れられています。面白い発見と学びがたくさんだったので、今日はそのクラスについてシェアしたいと思います。
 
 

1.   モンテッソーリ教育とは?

 
医師であり、教育家でもあるマリア・モンテッソーリが考案したのが始まり。「子どもには、自分を育てる能力が備わっている」という「自己教育力」の存在をモンテッソーリ教育では前提としています。
 
詳しくは、日本モンテッソーリ教育綜合研究所のサイトでまとめられているので、こちらを参考にしてください!
 
 
日本でも実施している園がたくさんあるようです。
 
 

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そしてここは、わたしが入らせてもらっているクラスの教室。
フィンランド語や算数の授業に加えて毎日1時間ほどモンテッソーリの時間があります。
 
やってみたいと思える環境づくりを大切にしていて、子どもたちは自ら教材を選び、取り組んでいました。
 
 
ここがポイント!
・完全な個人学習かと思えば、毎日違う人と学年を超えてペアになり、教えあう姿がたくさん見られる。
→ 個人学習よりも共同学習のイメージでした。
 
完全に自由というわけではなく、子どもたちは張り出されたものの中から今日取り組むものを決める。
→ 何をしていいか分からない子はおらず、子どもたちはすぐに学習に取りかかっていました。
 

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紙に書かれているのが、今日のモンテッソーリ教材



それぞれ段階を踏んでステップアップしていける仕組みになっているそう。

このモンテッソーリ教育の仕組みは複雑で、このクラスの担任の先生は10年間通常クラスでの教師をした後に、2年間モンテッソーリの勉強をして今に至ると話してくれました。
 
 
 
 
そして何といっても、このモンテッソーリで学んでいる時間、子どもたちの集中力がすごい!
 
 
やりたくないという子どもはおらず、みんな教材に夢中でした。教材がたくさんありすぎるので取り合いになることもなく、料理バイキングのように自分の好きなものを手にとって、子どもたちは学習し始めます。
 
任せすぎない自由があり、この考え方は日本でも活かせそうな気がします。何でもやっていいよと言うと、子どもたちは逆に迷ってしまうので。
 
 
 
 

2.   数は100以上!?モンテッソーリ教具

 
子どもは毎回異なる教材に取り組んでいます。一体この教室内にはいくつの教材が用意されているのか?
 
ズバリ!先生に尋ねてみました。
 
 

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すると、
 
先生:「わたしも分からないわ。でも1つの棚で、1、2、3(数え始める) ……… 10個以上あるわね。」
 
 
 
 
とのことで、教室に棚はこれまた10個以上あるので、教材は100を超えます。
100個以上メニューがある料理バイキング、そりゃ楽しくて行きたくなっちゃいますよね。
 
 
今回、全部を紹介することはできないので、わたしが見たうちのいくつかを紹介します。
 
 
 
フィンランド語の学習教材
 

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絵を見て単語を作ります。紙に書くのではなく、並べることで手先の感覚も養われると先生は話してくれました。色の違いは母音と子音を表しています。
 

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フィンランド語は、単数形と複数形では大きく語が変わる厄介者。実際に自分でものを並べ、その違いを覚えていきます。
 
 
 
②算数の学習教材
 

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視覚的、感覚的に捉えることができるブロック。これが本当に算数の学習に重宝する!!
100という数、1000という数、書くのは簡単だけれども、実際どのくらい大きい数なのか。子どもにとって一発で理解できる教材です。
 

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1〜10まで、それぞれの数で繋がったブロックもあり、様々な計算に利用することができます。
 
そして、1週間子どもを見ていると変化が!
はじめは二桁の足し算に苦労し、ブロックを使って1つひとつ数えていた子が次の週ではほとんど使わずに計算できるようになっていました。日本でいうそろばんに近いのかもしれません。
 
 
 
③教養を身につける学習教材
 

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生活科のような授業はわたしが見た中ではありませんでしたが、哺乳類や爬虫類など、生物の分類もモンテッソーリ教材を使い、低学年から行なっています。
 
 

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こちらは本物のキノコ。実際にどの種類のキノコなのか、写真を見ながら考えていました。果実のベリーverもあり、これらが自然に溢れているフィンランドならではです。

 

 

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動物の名前もミニチュアのアニマルたちを使って。これらの学習はフィンランド語の学習とも絡んできそうです。

 
 
 
④感覚を身につける学習教材
 

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最後に、とても面白かったのがこちら。
 
やすりの粗さが同じペアを目隠しをして手の感覚だけで見つける教材。わたしは2ペアしか合わせることができませんでした(笑)
とても微妙な粗さの違いなんですが、子どもたちは手先で敏感に判断していました。中には一瞬で全部正解する子も。
 
 
先生は教科書からではなく、実際にものに触れて感覚的に学ぶことが子どもにとってすごくいいと話していました。算数は特に、平面の教科書ではなく、立体の図形を触って、並べて、はじめて理解する子がたくさんいます。
 
 
 

3.   モンテッソーリ教育を成り立たせている背景

 
ここで1つ疑問。
 
公立小学校にも関わらず、この100以上の教材を準備するお金は一体どこからきているのか?
 
 
先生に尋ねてみると、全て学校が買っているそう。つまりは学校にお金を支給する自治体や国から。モンテッソーリ教育をするということを提示し、他の学校よりも少し多くのお金をもらっているそうです。
 
 

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上の写真は、子どもが教材に取り組むと色を塗っていくシステム。
 
緑:とてもよくできた
オレンジ:よくできた
赤:もう少し
 
となっています。自分で評価して色を塗り、できていないところは改めて先生がサポートします。
 
 
 
また、この学校は低学年2クラスあり、モンテッソーリを取り入れているクラスとそうでないクラスがあります。どのようにクラス分けを行っているのか聞いたところ、この学校では入学時に親に向けて希望調査をしているそうです。
最終的な判断は校長先生がするものの、毎年それなりにうまく別れていると聞きました。
 
もう1つのクラスでもフィンランドならではと思わされる場面がたくさんあったので、こちらはまた発信します。
 
 
 
 
フィンランドでの生活もいよいよ折り返し。
国の制度は全く違うけれど、何か日本へのヒントになりそうな部分を考え、探し続けたいと思います。
 
 
では、今日はこの辺で!(^^)
 
 
 
 

子どもを伸ばす、フィンランドのユニークな〇〇 その②

 
 
 
放課後に学校で行われているアフタースクールでの出来事。
 
「今日は馬になりましょう!」
 
 
 
ん??馬になる!?
(前回同様、このくだりです。まだ見ていない方はぜひ!)
 
 
 
馬のごっこ遊び?
 
 
とりあえず、その遊びが行われている体育館をのぞきます。
 
 

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子どもたちは即座にハードルを並べたり、コーンを並べたりとコースを作っていました。
 
何かのレースが始まるのかな?と思った時に、
 
 
 
 

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出ました!!これぞ、馬。
 
 
日本でも見たことある人はいるかもしれません。
私も、この道具自体は初見ではなかったのですが、大阪にいるとどうしてもネタに走りがち。モノボケにでも使うものかな〜くらいしか思っておりませんでした!笑
 
 
この馬の棒にまたがって走ったり、スキップしたり。子どもたちはとても楽しげに馬になりきっていました。
 
 
実はこの遊び、フィンランドでは一種のスポーツになるほど、子どもたちには人気なそうで、
「ケッピヘネボン(棒馬)」と言われています。
 
足の速さだけではなく、障害物をうまく乗り越えられるかだけでもなく、いかに馬になりきれるか、を子どもたちは見ています。
 
 
 
実は、ホームステイのお家にもしっかりとありました。
 

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3人子どもがいるから、1人1つ計算なのでしょうか?笑
こちらのヘネボンたちは、手作りのようです。
 
 
今回私が見たのは狭いホールの中だけだったので、さらに広いところで行われるこの馬競技を想像すると、楽しくなります。
 
先生によると、年に一度大会があり、今年は10歳〜18歳で 200人もの人たちが選手として参加したそうです。驚きました。ぜひ一度、見てみたいものです。
 
 
 
最後に、アフタースクールについても少し書きます。
これは日本で言う児童クラブ(学童)のようなもので、放課後、親が迎えに来るまで子どもたちがアクティビティをして過ごす場所です。
 
先生は、基本的に担任をサポートしている先生たちがアフタースクールの先生となります。担任の先生は次の日の授業準備をするので、うまく分担されているイメージでした。
 
 
とてもいいなと思ったのが、子どもたちで話し合ってアクティビティを決定していること。
次の週は何がしたいか、木曜日に子どもたちで意見を出し合い、話し合う時間が設けられていました。
 
 
今回の馬遊びも子どもたちからの意見です。
やりたい人を募り、決めた時間になると集まります。もちろんやりたくない子は別のことをしていても構いません。
 
 

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1週間の予定です。音楽や、スポーツはもちろん、映画を見る日もあります。



 
自由と主体性がこのアフタースクールではとても大切にされているように感じます。
 
 
 
ここで疑問。
 
わたし:「先生の労働時間は長くならないのですか?」
 
先生:「4時ごろになると、迎えに来る親が大抵なので子どもの人数も減ってくる。私の勤務は今日は5時までだけど、明日は4時。順番に交代して、残っているわ。」
 
とのこと。
 
他の仕事に比べれば帰りは遅いけれど、その分朝は少し遅い日があったり。先生同士で話し合い、勤務時間もうまく調節しているそうです。
 
 
 
以上、
 
子どもを伸ばす、フィンランドのユニークな遊び(ケッピヘネボン)でした。またおもしろい遊びがあれば発信しますね!