私の壮絶な1週間、ヘルシンキバックのその先は?
こんにちは!しげりこです。
あれ?次はイギリスじゃなかったの?
2つ前のブログにはイギリス行ってきますと書いたので、コペンハーゲンにいることは私にとっても予想外。
理由はこちらにあるので、またぜひ見てください。↓↓
でも一体、なぜコペンハーゲンに帰ってきたのか?
少し時間を遡って見てみます。
10月16日(火)
〜ヘルシンキに戻された私は考えた〜
選択肢① オランダに行く
イギリスの次に行こうと予定している国。まだ連絡を取り始めたところで、学校側もステイ先も準備をしてくださっている。急に行くのはかなり迷惑な話である。→却下。
選択肢② フィンランドのステイ先に戻る
「成長して必ず帰ってくるね」と、色紙をプレゼントして、先生とホストマザーと抱き合った別れを思い出す。自分の事情で戻ったところで合わせる顔がない。→却下。
選択肢③ デンマークに留学している友人のところに行く
元々は、12月にこの友人が在学しているフォルケホイスコーレ(大人のための人生の学校)に3日間ほど行かせてもらう約束をしていた。何とか、、という想いでLINEをしてみる。
私:「少し早いけど行かせてもらえないかな、、、?」
友人:「修学旅行中だけど来れるならいいよ!」
(なんて寛容な学校なんだ、、、)
ということで、火曜日の夜にヘルシンキに戻された私は早速、翌朝のフライトでコペンハーゲンに戻ることを決意!この頃には、空港泊にも抵抗がなくなっていました。(監禁中の空港泊はたまらなく辛かったですが、、、)
翌日
コペンハーゲンに到着!!
9月2日に到着したあの日のワクワクを思い出します。帰ってきたよ〜!!
早速フォルケのみんなが泊まっているところまで向かおうとするわけですが、これまたすごく遠い。明日には別の島へ移動するとのことなので、私もその島の近くまで行き、今日は自分で宿を予約することにしました。
苦難① 宿が遠すぎる
本日の目指す場所はここ。コペンハーゲン空港から電車とバスで、約2時間。
電車を降り、宿の近くまで行くためにバスに乗車します。
一緒に乗車した人は次々と降り、どんどん街の風景が変わります。
そして、降ろされたのは、
本当に何もない、誰もいない大自然の中。
汗だくになりながら、重いキャリーを押し、宿を目指して歩きます。
荷物の総重量はリュックとキャリーで、
約30キロ。
この日ほど、出国前の準備でキャリーに色々と詰め込んだ自分を恨んだことはありません。地面が砂じゃなくてコンクリートだったのがせめてもの救いでした。
時刻は18時半。
苦難② 宿が分からない
歩くこと約2キロ。
(予約時には最寄りバス停から200mと書かれていたが、、)宿の辺りに到着。
確かにマップ上では確かにここ。家はぽつん、ぽつんとありましたが、写真と一致するような家はありません。すがる想いで、住所が一致した家を覗きます。
誰もいない、、、
もう一度、あの道を歩いて帰る元気もなく、野宿を一瞬覚悟しました。
再度確認するためにメールを開くと、私が必死に歩いている間に一通届いていました。
「鍵は家の郵便受けに入っているよ!家にあるものなんでも自由に使っていいからね〜!」
確認しに行くと、
郵便受けに鍵が、
あった、、、!!(野宿じゃない、耐えた〜〜)
家の中に入ると、確かに予約時に見ていた写真と一致。きっとこのようなケースは旅人からすればよくあること。私の経験不足なだけに、焦りのひと時でした。
とても整頓されていて、1人で泊まるのがもったいないくらい素敵なお家でした。なぜかお湯は出ませんでしたが水シャワーを浴び、この日はゆっくり就寝。
相当疲れていたようで、10時間ぐらいぐっすりでした。
苦難③ バスが運休
そして翌朝。
どうやら前日、私は昨日乗車するバスを間違えていたようです。確かに家から200mほど歩いたところにバス停がありました。自分のアホらしさを自分で処理しながら、散歩がてら外に出て、バスの時刻を確認します。
あれ、、、?
下の方に小さく、Kører ikke den 15.10.2018 - 19.10.2018 と記載されているのを確認。
まさかと思ってグーグル翻訳さんに尋ねます。
あたりに学校があるのかは分かりませんでしたが、この近くに住む子どもが利用するバスなのでしょう。
家に帰って1人作戦会議をしていると、家のホストらしきおじちゃんが掃除をしにこの家へ。
事情を話すと、駅まで送ってくれるとのこと!!
神様降臨!!!(涙)
重いキャリーを車に積み、駅に着くとおろしてベンチまで運んでくれる優しさ。この時は、本当に感謝が止まりませんでした。
力強く握手をしておじちゃんとさようならをしました。
そして、1日3本しか運行しないフェリーでしたが、無事に乗船!
1時間ほどかけて、フォルケのみんながいる Samsø島 へ!!
この後も、港からビレッジまでの移動でタクシーを呼ぶのに、私の携帯simが電話対応していないプチトラブルがありましたが、街の人が電話を貸してくれ、タクシーも呼ぶことができました。またまた、感謝です。
そしてビレッジに着くと、ホリデーでこの島に来ているという家族が1組。
私がヨーロッパにきている理由、デンマークへ戻ってきた理由などを話しながら、トマトスープとゆで卵を一緒にいただきました。この時に食べた約24時間ぶりのご飯の味は忘れません。誰かと一緒に食べるご飯は、美味しさだけでなく大きな安心がありました。
フォルケのみんなが活動から帰ってくると、
「よく来たね!大変だったね!」と言葉をもらい、「あぁ、1人じゃない。」と実感することができました。一気に心が温かくなりました。仲間って本当に偉大です。
このフォルケのみんなとは2日間一緒に過ごさせていただきました。ビレッジの後は、ベルリンに行くそうで、流石にそこまではついていけないのでお別れです。また帰ってきたい場所が増えました。ありがとう、私の友人をはじめとするフォルケのみんな!
この時はまだかなり楽観的、実はここからまた私にとって壮絶な時間が始まってしまいます、、、(笑)
続きはこちら↓↓
では、今回はこの辺で!!