フォルケホイスコーレの修学旅行!
こんにちは!
今日はフォルケホイスコーレの修学旅行について書きたいと思います。
フォルケについてはこちらの記事で書いているので、気になる方はぜひ見てください!
今回私が合流させていただいたのは、Krogerup Højskole(クローロップ ホイスコーレ)のインターナショナルコースの皆さんのところでした。
※上の記事、ツアーで訪問した学校とは別の学校です。
英語で授業が受けられるフォルケホイスコーレはデンマークの中でも数少ないため、日本から来ている人がたくさんいました。
なぜフォルケに来たのかの理由を尋ねると、
・国際コースに興味があって
・仕事の切り替えに
・一度は就活をしたが、改めて自分を見直したい
・休暇
・英語の練習
など、理由とともにそれぞれのバックグラウンドを話してくれました。
修学旅行の日程はこんな感じ。
デンマークのエコビレッジ → デンマークのサムソ島 → ベルリン
私が行かせていただいたサムソ島だけかなりボリューム多めになってしまいましたが、下記で詳しく述べていきます!
それでは、フォルケホイスコーレの修学旅行始まりまーす!!
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ここでは働く代わりに、ご飯と宿泊をすることができます。
畑を耕したり、自転車を修理したり、調理をしたり、業務内容は様々。エコビレッジとは、持続可能なまちづくりをするコミュニティであり、そこに住む人は自給自足で生活をしています。今回の修学旅行の一環となっているように、ゲストワーカーの受け入れも行っているようです。
3日間:Samsø島
この島の1日目の夜に、私はフォルケのみんなと合流させていただきました。
サムソ島は、100%自然エネルギーによってエネルギー需要を賄う地域として知られている島です。
自転車をこいでいると風力発電がたくさん見られました。
この島ではスタディーツアーのように施設を訪問し、話を伺う機会がたくさん。サムソ島の持続可能な生活の秘訣についてや、サムソ島が抱える問題などをお聞きましました。
中でも驚いたのがこれ!
島の暖房の多くが、麦わらを利用した自然エネルギーで賄われているそうです。施設内では、同じ重量で束ねられた麦わらが山積みにされ、別の部屋で焼却されていました。
また、みんなで自分の意見を話し合う時間も。真ん中に置かれた瓶をとった人が話します。あくまでも自分のタイミングで。強制されることはありません。
そして夜。
買い物グループ、調理グループ、片付けグループなど日替わりでグループが別れており分担して食事の準備・片付けを行います。
それぞれの国の料理を振舞って、食べる前に紹介していました。
作ってくれた人に、自然なありがとうの気持ちが生まれます。
キャンドルを灯し、落ち着きがありながらもとても楽しい雰囲気。そして久しぶりの白米に感動するわたし。みんなで作り、みんなで食べるご飯は本当に美味しかった。
そしてサムソ島最終日の夜に少しの揉め事が。
先生が紙のお題を1枚引いてスピーチをするアクティビティを提案し、みんなが参加します。しかし、次の日が5時起きととても早いことからお皿洗いを始めた人が1人。
先生がはじめに注意しましたが、みんなは先生の気持ちは理解していることを伝えた上で、明日の朝が早いこと・アクティビティを始めるのが遅かったのではないかと話し、不満に思っていたことも伝え合います。
まさにこの話し合いを見ていて思ったのが、ツアーで学んだ先生と生徒が「対等」という関係。先生が言っているから正しい、なんてことはありません。
しかし、ここでのポイントは、あくまでも意見を押し通すのではなく、それぞれの気持ちを掴み取りながらクラスがより良くなる方向をみんなが目指しているということ。
最後はお互いに分かり合い、先生と生徒が抱き合っていた場面が印象的です。
4日間:ドイツのベルリン
おまけみたいになってしまいましたが、、、(笑)
ここでは他の学校の学生さんと交流する時間もあるのだとか。詳しくは行っていないので分かりません!!移動した日と次の日はフリータイムで、各自好きなところを訪れていたようです。
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以上、10日間の修学旅行でした!
この修学旅行を境として、フォルケには前期と後期があり、取る科目などが変わるそうです。前期の授業を懐かしむ人や、修学旅行明けの新たに始まる授業を心待ちにしている人がたくさんいました。
また、この修学旅行ではそれぞれが検証したいことをプロジェクトに掲げ、施設の人や街の人にインタビューをする姿も見られました。興味ある分野でチームを組み、修学旅行後にはプロジェクトのプレゼン発表もあるようです。ぜひ、日程が合えば見にいきたいです!
最後に、、、
フォルケのみんなと過ごし、色んな話を聞くことができました。
・授業終了後の20時から様々なイベントが行われること。
・ダンスパーティーや服を1枚ずつ脱いでいくゲームが学校内で開催されること。
・北海道地震が起きた時には学校内で募金を行い、30万円集めたこと。
・募金のお返しには日本から来ている人たちでお寿司を作り、お礼として振舞ったこと。
予想以上に生徒が主体となり、学校を動かしているイメージがもてました。
こんなことやりたい!と言えば、いいね!と言ってすぐに仲間が集まり実行できる環境にあるのもフォルケのいいところの1つであるように感じます。
フォルケの皆さん、2日間ありがとうございました!Mange tak!