ちょっぴり丁寧な暮らしの、わたしたちのシェアハウス
お久しぶりです!しげりこです!
海外の、主に北欧からよく発信していたこのブログですが、
すっかり海外には行けなくなってしまいました…
なので、ちょっぴり北欧のようで、
丁寧な暮らしだなぁと感じることも多いこの頃なので、
今回はそのことをお話したいと思います。
4月から社会人として新たな生活が始まり、気がつけば8月もお盆に突入。
兵庫県の尼崎でシェアハウスを始めて、早4ヶ月が経ちました。
この4ヶ月生活してみた結果として、
すごく「暮らし」というものに興味ができてきました。
少し前に、おうちでビジョンボード会を開き、
いいなぁって思う写真や雑誌の切り抜きをコルクボードに貼っていったのですが、
「暮らし」にまつわるものが思った以上にたくさんあって、
自分でもびっくり。
シェアハウスって、
わいわいしていてちょっとカオスなイメージが強かったのですが、
その要素もありつつ、毎日を丁寧に暮らしている感じがとても好きだなぁと。
いまここハウスと名づけられたこのおうちは、
いまこの瞬間を大切にできている感じがして、
毎日の生活やこのおうちでの出会いがとても楽しいです。
特に、わたしの仕事はコロナウイルスの緊急事態宣言中、
在宅という方針になり、家で過ごすことが多くなりました。
その期間に、ここで過ごせていることで救われていた気がします。
そんないまここハウスの日常を、
今日はちょっと紹介。
シェアハウスに興味がある人も、
これからの生活どんなのがいいかなぁと考えている人も、
なんとなく見ている方も、ぜひぜひお気軽に覗いてみてください♩
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いまここハウスその① 朝ごはんはみんなで
お仕事がバラバラだからこそ、帰る時間もバラバラ。
コロナで在宅気味だった日々はいっしょに晩ご飯を食べることも多かったのですが、
現場に出ないとできない仕事もそれぞれあるために、最近は帰りが遅いことも多く。
だからこそ、一緒にいられる朝の時間を大切にしています。
少し早起きできた日はZoomで全国にいる友人とヨガをして、
圧力鍋でご飯を炊いて(炊飯器よりも一瞬で、おいしく、できることを知りました)
余った具材を入れてお味噌汁を作って、
NewsPicksを見たり、Netflixを見たり、お笑いを見たり、何気ない話をしたり、
朝の時間をいっしょに過ごします。
メンバーといっしょに化粧台に立って、
話しながら準備をする時間も個人的に結構好きです。
いまここハウスその② 冷蔵庫の中はまるごとシェア
わたし自身、これまで他のシェアハウスにもお邪魔させてもらってきましたが、
冷蔵庫の中身は段によって仕切られていたり、食材には自分の名前を記載したり。
お金やもののトラブルはシェアハウスをしていると、
考えなければならないことなのでそのような仕組みも多いのではと思います。
いまここハウスでは、月のはじめにみんなの貯金箱にお金をいれて、
個人的な買い物以外はそこから使います。
はじめは冷蔵庫も段分け方式でしたが、自粛でおうちご飯が多くなりすぎたため、
気がつけばいっしょになっていました笑
足りなくなったものはメモして、買い物に行った人が補充していく制度です。
最近わたしは買い物にいけていないので…
いまからマヨネーズを買いに行きたいと思います笑
いまここハウスその③ 家事はできることで
いっしょに生活していて必要になるのが家事の分担。
ゴミ出しや、掃除、料理、など。
自分のことはすべて各自でやるとしてしまってもいいのですが、
仕事に持っていくお弁当をつくったり、リビングの掃除機をかけたり、
一気にやって効率よくできるところはしたいというのが、いまここ流。
でも、誰がなにをいつするなど、細かいことは一切決まっていません。
自分が比較的好きなことや、
やってて苦にならないことで同じくらい生活に貢献できたらいいねという考えです。
わたしは、たまにご飯をつくるのと、洗い物。
(料理と洗い物は、わたしの中で瞑想です)
たまに掃除。畑の水やり。
これを書きながら、「たまに」が多いなと反省中。笑
これからもできることで、いまここハウスに貢献していきたいと思います。
いまここハウスその④ おはようとおやすみのハグ
これ、家に来てくれた人にはかなりびっくりされます。
「毎日してるの!笑」と。
そう、毎日なんです。
おはよう、おやすみに加えて、
いってきますいってらっしゃいでもしたりします。笑
海外だとよくあるのですが、日本ではあまり文化としてないですよね。
でもすごく心地良くて、ほっとした気分になれます。
いまここハウスその⑤ 生活の振り返り
これが、シェアハウスとして心地よい暮らしができている秘訣だと思っています。
毎月1回、日曜日の朝などにメンバーで集い、今困っていることや、
いいなと思っていること、次にトライしてみたいことを
付箋に書き出してシェアします。
普段から朝ごはんをいっしょに食べたり、
夜もいっしょの時には話し合ったりしているとはいえ、
「今の生活どうかな?」と改めて向き合う機会があることで、
よりよい生活を作ってくれているように感じます。
「月に1回はみんなでおでかけしたいね!」
「掃除があまりできていないから、掃除の時間をとるのはどうかなぁ?」
「ホームステイ企画が楽しい!これからも続けたい!」
など、1ヶ月の中で感じたこと、思ったことが毎回たくさん出てきます。
決まりごとは多すぎるとしんどくなるけれど、
こうして話し合って合意できた決まりごとは、生活をよりよくしてくれます。
話し合うって大事だ、、、
いまここハウスその⑥ ホームステイ企画
いま現在3人で暮らしているシェアハウスですが、
みんな人との出会いが好きで、話すことが好き。
そこで、シェアハウスをやってみたい人を月に2人程度、受け入れしています。
1週間、いっしょに暮らしてみるという体験。
生活の中で分かるその人のことや、暮らしの中で共同体験をする楽しさがあります。
これまで5人が、ホームステイしに来てくれました(最年少はなんと4歳!)
特別なことはなくても、初日にはボードゲームで盛り上がって、
週末はちょっとだけ凝ったご飯を作って、いっしょに食べて。
いつもの3人の生活に、来てくれた人の色がまざって、
これまたちょっと新鮮で楽しい。
これからもホームステイ企画はゆる〜く続けていく予定です♩
いまここハウスその⑦ スペシャルトイレ
「なんだ、スペシャルトイレって!?」、と思われたかもしれません笑
黄金のトイレでもなければ、お花の香りがするトイレでもないのですが...
ゲストが来た時に、ほぼ必ず使用するであろう1階のトイレ。
これを楽しい空間にしようと、まさにいま、創造中なのです!!
そんなトイレの前の壁には「Wish List」
シェアハウスメンバーでやりたいことをたくさん書いています。
例えば、
「お昼寝アート」
よく赤ちゃんがコスプレして寝転んでるかわいいやつ。
大人がやったらどうなるのか...
他にも、
「家族写真を撮る、新生児もいっしょに」
「映画をつくる、撮る」
「ビールを作る」
「薫製を作る」
「しまなみ自転車旅」
「日本一きれいな星空を見にいく」
などなど、ちょっぴり変な企画もありますが、
やりたいことが出てきたらどんどん書いていきます。
そして、トイレの後ろの壁には、
叶えることができた「Wish List」といっしょにコルクボードに写真を。
こうして見ると、着々とやりたいが実現している、、、
めっちゃ素敵じゃないですか...?
これも月1回の振り返りでこんなものあったらいいねと話して生まれた企みです。
毎日(トイレで)見ていると本当にできそうな気がしてくるし、
書き出すってやっぱりいいなぁと。
1年後にはボードに貼り切れないほど、
たくさんの写真になっている予感です♩
次のトイレ作戦は、おしゃれで大きな世界地図を買って、
これまでに行った国にシールを貼ります。
それぞれの国の思い出をシェアしたり(もちろん日本の思い出も!)、
誰か家に来てくれた際にもシール貼りに参加してもらいたい!と妄想しています。
作った世界のご飯なんかも写真で貼れたらいいなぁ〜。
実は、世界のご飯をつくってその国の映像をみながら食べる企画も実施中!
ちなみに、まだ2カ国2品!笑
なので、もしいまここハウスに来た際は、
ぜひトイレへGO!!!
それまでにもっと楽しくしておきます!笑
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今日はいまここハウスの7つの特徴を書いてみました。
細かいことを書き出すと、まだまだたくさんですが、
こうしてとても心地良く、生活ができていることに感謝。
いろんなタイミングやご縁、選択が重なって出会えたこのおうちとメンバー。
4ヶ月の体感としては、一瞬すぎました。
きっとそんなことを話しているうちに2020年も終わってしまいそうですが、、、
毎日をちょっと丁寧に、これからも「暮らし」を楽しんでみたいと思います。
大切なことはシンプル、フィンランドの子育て観
モイ!しげりこです。
大学生活の最後にと、約5週間の世界半周旅をしています。
今回は、フィンランドのお母さんに聴いた子育て観について書いてみようと思います。
その前に、ちょこっと本日のエピソード。
◇◇◇
昨日、フィンランドでの滞在を終えてデンマークに到着。デンマークにも前回1ヶ月ほど滞在していことから、懐かしさがやって来ます。そんな今回のデンマークでは、前回運命的に知り合った小学校の先生(なんとこの1年間で校長先生になったそう...!)のお家にステイさせていただく予定だったのですが、先生側に仕方のない事情がありお会いすることができなくなり。
残念ですが、先生にはまた会いにくることを伝えようと思います。
さて、そんなこんなでふらっと街歩きをしていた今日。
移動続きだったのでゆっくりしようという決意の矢先、やっぱり学校の前を通ると子どもたちがどんなことをしているのか気になり出してしまいました。(前回、ピンポン訪問してた自分を思い出して)
なので、
今回もピンポン訪問チャレンジ!!!
歩いていると、学校ではなく、おそらくアフタースクール?のような場所で子どもたちが中で卓球をしているのが見えました。建物の構造も工夫されていて屋内がどのようになっているのか気になります。
真ん中のグレー屋根のところにガラス扉があったのでちらっと覗いていると、1人の子どもがわたしに気づき、手を振ってくれました。
そこからはもう、子どもたちの手振りの連鎖が止まらない!!!
終いには、卓球をやめて片開きのガラス扉の前に押し付けるように15人ほどの子どもたちが集まって、手を合わせて「ニーハオ!!!」と口々に挨拶をしてくれました(笑)負けずと「コンニチハ!!!」と返すわたし。
これ多分、外から見るとかなりの不審者…!
ガラス扉は思ったより防音性が高かったので、先生と目を合わせて話したいことをジェスチャーで伝えてみたのですがなかなか届かず。通りがかりの旅行客に見えたのでしょう。(確かにそうといえばそうなのですが...笑)
子どもたちの勢いだけがどんどん増していきます。
こうなったら作戦変更!
折り紙パフォーマンスタイム!
小さいカバンに入れていた折り紙を取り出し、扉ごしに子どもたちの前で折ってみました。完成すると、子どもたちのそれはもう、すんごい笑顔!!防音扉を超えて、声と表情の明るさが伝わって来ました。
先生たちも気になりだし、奥で何らかの話をしている様子。
ヒヤヒヤドキドキ。
その後も折り紙パフォーマンスをしていると、1人の先生が出て来て少し話を聴いてくれました。
結果的には、コロナウイルスのこともあり中に入ることはできませんでしたが(当然といえば当然です…)、怒ることも不審な目で見ることもなく「Have a nice day!」とあたたかく送り出してくれました。
何より、あの子どもたちの表情を間近で見れただけで素敵なギフトをもらった気分になれたわたし。折ったものを渡しそびれてしまったので、道ですれ違った小さな子にプレゼントしてみました。もらっていいのかちょっと迷うような、でも嬉しそうな顔がこれまた可愛らしかったです。
こんな感じで、予定が曲折しながらも楽しくやっている毎日です!
◇◇◇
さて、前置きなのか、本題なのか分からないくらい長くなりましたが、ここからが本題!!
今回のフィンランドでは、前回ホームステイさせていただいたホストファミリーに再び会うことが叶いました。
また、もう1つ別のフィンランドのご家庭でもディナーをいただく貴重な機会があったので、そこで聴いたことを元に子育てについて考えてみようと思います。
わたし自身まだ子育てを経験したことのない立場からになりますが、共感する部分・自分もいつかママになる時が来れば、意識したいお話だったので書き留めることにします。
◇◇◇
わたしがホームステイさせてもらっていた家庭には3歳、6歳、7歳の子どもがいます。今回は週末を一緒に過ごさせてもらいました。土曜日に3歳の男の子の誕生日パーティーがあり、親戚や友達家族が全部で20人くらい?入れ替わり立ちかわりやって来ます。
そんな楽しい週末を終え、最後の日に子育てで大切にしていることを聴いてみました!
そのお母さんからの言葉は、
・子どもの感情を大切にすること
いつもなにがしたいか、なぜしたいかを聞くことを大切にします。これはフィンランドの家庭だけでなく、学校や職場等でもよくあることかもしれません。また、子どもが楽しいだけでなく、何より自分が楽しくあることが大事だと言います。
・自分の感情も子どもと同様に大切にすること
自分も仕事や疲れでしんどい時がある、大切なのは無理をせずにそれを子どもにも伝えること。理由なしに返事をなくしたり、適当に関わったりしないようにしているそうです。話せば子どもも理解してくれるし、実際にそのような場面も見かけました。
上の2つを踏まえて、最後には、
・お互いに尊敬すること
子どもだからと言って子ども扱いをしない。1人の人として子どもたちをリスペクトしていると言います。子どもの考えに驚かされたり、思いっきり笑ったり、日常にはそんなことが少し視点を変えるだけでたくさんあるのかもしれません。
今実際に子育てをしていて、その難しさについても聴きました。
特に3歳になったばかりの次男くんは、自分でできるようでできない、分かるようで分からないお年頃でもあり、次男くんが兄弟を叩いてしまったり困ったことも毎日のようにあるそうです。もちろん、子育てするにあたって手のかかることもあるけれど、子どもと過ごす時間を大切にとにかく愛情を与えること。お父さんも同様に、家庭内のことは分担した上で子どもと関わる時間を大切にしていました。
◇◇◇
もう1つの家庭にも3人の子どもがいます。お母さんはシングルマザーで子育て真っ只中。そんなお母さんの開口一番の言葉は、
・子どもととにかく長く過ごすこと
時間的な意味もありますが、短い時間でも大切に過ごすということでもあるように思います。実際にこのご家庭では、土曜日にみんなでサウナに入ったり、映画鑑賞をしたり。心地よい家族の時間をみんなで共有しています。それが家族の集まる理由になり、1週間のリラックスできる時間になっているとのこと。
すごく単純だけど、目の前の忙しさにあわあわしてしまうわたしにとって、自分の中に取っておきたい価値観です。
お母さんたちからいただいた言葉は、どれも当たり前といえば当たり前で、確かに大切だよなと思えるものばかり。
でも、例えば忙しい中で、その当たり前を心がけるのって結構難しいのかもしれません。自分の中に根付かせるためには、それを意識できるだけのちょこっとの余白が必要な気がします。
また、今回聴いたことは子育てだけでなく、今のわたしの家族や、人と関わる上で大切なこともたくさん詰まっている言葉だったのでこれから意識してみたいです。
特に、家族とはわたしが子どもだった頃、仕事の関係で両親の帰りが遅かったり、わたしもクラブ活動をしていたりでゆったりと一緒に過ごせた記憶があまりありません。なので、今からでもたまには実家に帰ってゆったりと話す時間を作ってみたいなと思えました。大学在学中はなんだかんだ実家にあまり帰らなかったので…
そんなことをふと感じさせてくれたフィンランドライフでした!
今後の旅も、気の向くタイミングで発信していきます♩
それでは、また!
モイモイ~
2019から2020へ、決意を込めて。
あけましておめでとうございます!しげりこです!
すごく久しぶりの投稿。
遅くなりましたが、2019年を振り返りながら、2020年に向けてを書きました。
すごく、シャキン!としたかっこいい初日の出の写真を載せながらも、
2019年を一言で表すなら、「迷い」
でもネガティブさではなく、ポジティブさも込めた迷いだったのかなと思えています。
いろいろかじって、いろいろ行動している。
けど、前に進めているぞ!!とは胸を張って言えない….、感じれない...。
そんなことを思う瞬間も多かった2019年でした。
確かに、勢いで行動して、自分の経験値や自信になったこと。
勢いで突っ込んで、何にも変えられないことを学べたこと。
それも、たくさんありました。
会いたい人、見たいもの、やりたいことのために10回以上東京に通ったり、
バリ島、屋久島、沖永良部島に行って山と海の美しさに惚れ、島暮らしに憧れたり、
ファシリテーションを学びたいと思い、PA(プロジェクトアドベンチャー)の世界に足を踏み入れ、小中高生と向き合いながら自分の課題にも直面したり、
夏には子どもや大学生の仲間とキャンプを5回もしたり、
高校生や大学生に自分の経験をシェアできる幸せな機会があったり、
色んなことを企んで、色んなことを実現して、
何より、めちゃくちゃ楽しすぎる1年でした!
ただ、
手放すという決心、決めきるという覚悟。
これも、より大きな実現に向けてこれからは必要なのかもしれません。
関わってくれている人、今できていることがどれも魅力的にうつり、あっちに行ったりこっちに行ったりで、
自分の軸はどこにあるのかが分からなくなってしまったんです。
始めるより辞めること、今のわたしにはこれがかなり難しく、
この半年間は特に、4月からの進路にひたすら悩んでいました。
今までの人生で、1番自分と対話を重ねた期間でした。
大学4年生ということもあり、
人にお会いする度に、来年からはどうするの?と質問していただきました。
いつまでも、どこに行っても「自分は自分だ!」とも思う一方で、
「大学生」という肩書きがなくなることに対する不安や迷いがぐるぐるしていたんだと思います。
たくさんの人に想いを話し、受け止めてもらったり、
後押ししてもらったり、新しい視点での捉え方を教えてもらったり。
時には、
わたしがわたしでいることにはこんなにも価値があるんだと教えてくれました。
やっぱり、仲間は偉大です。
そして、やっぱり人が好きです。
仲間と語り合う時間も、知らない土地で偶然にも出会った人と打ち解ける瞬間も。
こういう時間を、今後も変わらず大切にし続けたいなと思います。
そして、いろいろ考えた末に今のわたしが思うこと。
わたし自身、原動力となるのはいつも自分のやりたい!行きたい!というような気持ちだったので、
すごく利己的な人間だと思っていました。
逆に言えば、乗り気じゃないことにはほぼモチベーションがないので、全然進まなかったりとかなりはっきりします...
でも、
人の夢や、やりたいことを応援したい。
それをしている時に大きな幸せを感じる。
いつの間にか、やりたいことをやり続けていた先で、
そんなことに気づくことができました。
そのためだったら、時にはしんどいことも、一見やりたくないことも頑張れる。
3月に東京で開催されたキッズアントレタウン
ここでは小学生起業家たちの夢を応援し、子どもがつくるゆめのまちとしてオープンをしました。3ヶ月間の準備を重ね、当日の子どもたちはすごくキラッキラでした!
中学生からパン屋さんになりたいという方のオープン実現に向けてのお手伝い
ここではわたしの絵がはじめて仕事になった嬉しさがあり、もっと、絵やデザインについて勉強したいと思わせてもくれました。
誰かの夢が叶うステキな瞬間に、少しでも携わらせてもらえたことに感謝です。
9月に神戸で開催したフェスティバルでのゆめピッチ
「夢は口に出した瞬間、叶い始める」
小学生~大学生までが堂々と語ってくれた素敵な場になりました。
これは今後もっと広げて、夢ややりたいを応援しあえる文化を作りたいと思っています。
また、やりたいことがなくても、やりたいことが変わってもいい。
知っていることからしか、やりたいは出てこないからこそ、色んな挑戦が安心してできるように。
これまで関わらせていただいたUMEDAI(大阪のど真ん中に、新しいカタチの大学作ってます!)やイドミィ!(こちらもちょっと変わった新しいカタチの塾)で大学生や子どもたちと色んな経験・成長できる機会を作れていることにすごく喜びを感じる日々。
色んな偶然や、びっくりな繋がりがあってこれらに携わることができ、
そこでの自分の感情を知った時、やりがいを持って楽しめていると感じることができました。
「自分のやりたいを追求した先に、人のためになることができる」
をはじめて本当に感じれた気がします。
自分のための利己でもなく、他人のためだけの利他でもない、「自利」という考え方。
自分のためが他人のためにもなっていく。
4月からの進路についてはまた別で綴りたいと思いますが、
1つ、覚悟を決めた今日この頃です。
東京に行くこともかなり悩んだ末に、
今は関西に残り、自分の近くにいる人たちと関わりながら、自分をもっと成長させながら、創りたい世界観へ向けて、わたしなりに頑張りたいと思います。
いよいよ3ヶ月後には社会人。
考え方としてはあまり分けたくはないけれど、ひとつの区切りとしての決意です。
2020年はたくさん笑える1年にしながらも、さらに多くを学びながら、優しさと温かさだけでない「強さ」も持てるように。
今年も、よろしくお願いします!!
いざ、沖永良部島へ!島のあたたかな6日間で見つけたこと
こんにちは!しげりこです。
沖永良部に無事到着できることが1番の望みですが、これまで訪れた島でとても温かくて素敵な出会いがあったので、その土地でまたどんな人に出会えるのか、これまた楽しみな自分がいます。
問題は、食料でした。
わたしが1番このゲームを楽しませていただいてたかもしれません。
その願いを強く持ってしまうと、もうそれは子どもたちの時間ではないような気がしていて。
2週間連続で非日常の子どもキャンプ体験!そこで培えるチカラとは?
こんにちは!しげりこです。
とっても久しぶりになってしまいました、、、
夏休みに突入し、(と言っても大学が週に1度しかないので、1年間休みのようなもの、、笑)週末は子どもたちとキャンプをする素敵な体験をさせていただいています。
これまでは海外・日本の教育現場やそこでの取り組みのことを伝えてきましたが、今回は振り返りも込めて、2回の週末キャンププログラムで感じたことをお話ししたいと思います。
【丹波の森公苑・縄文キャンプ】
7月26〜28日、兵庫県の丹波市にて、縄文キャンプという企画のスタッフとして参加させていただきました。
子どもの参加は30名ほど。
それに対して、地域の大人も20名ほどお手伝いとして参加してくださる手厚さ!!
地域の人たちはみんな温かくて、優しくて、それぞれが持つもの、経験から学んだことを子どもたちに活き活きと伝えていました。
子どものためを思ってしていることが、いつの間にか自分のやりがい、生きがいになっていくんだろうなぁ〜と感じます。
このキャンプでは、縄文土器を焼いたり、草木染めをしたり、稲の成長を見に行ったり、昆虫観察・星空観察をしたり。
縄文キャンプと言いつつも、様々な体験ができるものでした。それぞれのコンテンツにスペシャリストとしてお話ししてくださる地域の方がいて、広く深く学べる充実した内容です。
私にとっても初めての体験が多く、気づけば子どもに混じって純粋に楽しんでしまったほどでした、、!!
テントも自分たちで設営します。初めての設営に戸惑う子たちもいましたが、自分たちの今夜の寝床なだけに、みんな設営に携わろうと頑張っていました。
そんな感じでテントを張ったのですが、「さあ、寝るぞ!」となったタイミングでザーーーーっと雨が、、、。
「天井から雨が侵入してきてるよーーー」と子どもたちからの声。残念ながら、部屋に移動となり、2日ともテント宿泊は叶わなかった夜でしたが、これも自然と共生していくキャンプならではの学び。今回は施設宿泊が可能だったのですが、近くに屋根がない場合なんかはますますサバイバルで、忘れられない思い出になりそうですが、今回は寝床確保です、!!!
「夢の生き物園を作ろう」
2日目は、以前から構想し、企画させていただいたアートクラフトの時間がありました。
「夢の生き物園を作ろう」というテーマで、子どもたちそれぞれが粘土で作りたいものを作り、最後にチームで合わせて1つの生き物園を作るというものです。
「動物園じゃないのー?」という声が聞こえてきましたが、もっと自由に、なんなら未来に誕生しそうな生き物でもいい。子どもが持つ無限の創造力にブレーキをかけないで作ってほしいという思いからでした。
創作タイムが始まると、黙々と手を動かし始める子どもたち。
やっぱり無限の創造力はすごくて、既存の動物だけど面白い色使いで作り上げる子や、こんな生物いたらいいなぁ〜と作りあげる子。
気づけば大人も夢中になっていて、「未来の人類」という超ユニーク作品を子どもたちに説明するおじいさんも。アートは年齢関係なく、フラットに表現したものを話し合えるからこれまた面白い!!
3チームに分かれて生き物園を作るのですが、どれも本当にユニークで、こだわりポイント発表の時間に子どもたちが少し恥ずかしそうに、でも自慢気に話してくれたことが印象的です。
自分で1つの作品を作り上げることはあっても、仲間と一緒に1つの作品を作ることってそう多くはない気がしています。納得いかないことや、自分の意見が反映されないこともあるけれど、自分の味・得意を作品の中にどう取り入れられるか考えることに意味があります。今回も、「私ここ作るね!」「こういうのどうかな?」「いいね!一緒にやってみよう!」そんな会話がちらほらと聞こえてきました。
わたし自身、この年齢になって、コラボレーションする楽しさをひしひしと感じていますが、小さい時に潜在的にでも人と一緒に何かすることって楽しい!と思えていたら、見える世界・見える自分も少しずつ広がっていくのではと思わせられるアートの時間でした。
キャンプの中では、私たち大学生と一緒にいるときは、とても甘えてきていた子が下の学年の子といると、しっかりお兄さん・お姉さんの役割をしてくれていたり。
小さな言動の中に、そんな場面も見つけることができました。このようなプログラムがある度に、異年齢で過ごすことの意義を感じます。親御さんが迎えに来ると、やっと家で寝れる〜〜!と、さっくりと帰ってしまう子どもたちでしたが、この3日間の多彩な経験がいつかどこかで繋がる時がくるかもしれません。
イドミィ・神戸サマーキャンプ
8月3〜4日、この日は普段からお手伝いさせていただいている学習塾でのキャンプでした。子どもの参加は6人で、ファミリーでお出かけするかのような楽しいキャンプ!
初日の朝は。竹中大工道具館へ。神戸にこんな場所があったとは!!
ノコギリやかんなを使ってみたり、木の匂いの違いを確かめてみたり、はじめて使う道具にも挑戦します。
入り口付近には、たっくさんの木のブロックが置いてあり、協力しながら子どもたちの身長を超えるまで積み上げます。
高くなるにつれ、揺れるブロックタワー。
ヒヤヒヤする罪あげるときの手。
「そろそろ終わりーーー!倒れるーーー!」
「いや、もうちょっといける!!!!」
そんな会話を交わせながら、慎重に積み上げていきました。
考える力、協力する力、作り出す力を育む積み木ブロックってすごい!
ちょっとキャンプらしくはなかったですが、遊び道具から学びに繋がっていく可能性を感じました。
午後からは、みんなお楽しみの川へ!
高いところから飛び込んでみたり、流れに逆らってみたり、崖を登ったり。
このちょっとの冒険が、子どもたちのコンフォートゾーンを広げ、次にチャレンジするときの大きなパワーになります。
最初は1人で水に浮かぶのも怖かった子が、一緒に奥に行こうと伝えてきたことにも感動しました。2時間ほどの川遊びの中で、大きくチャレンジの幅を広げています。
高い崖によじ登り、(登るのがこれまた大変!)掛け声に合わせてジャンプする。
高学年の男の子、さすがの見せ所でした。ここでも、下の子を引っ張るお兄ちゃんの役割をする場面を何ども見せてくれました。
夜にはみんなで焼きそば作り!!
ただ作るだけじゃなくて、材料もみんなで調達!
人数・食べる量を考慮して、何がどのくらい必要かを子どもたちで会議します。子どもたち6人で話しながら、買いに行く人、準備する人までを決定しました。
普段おとなしいと思っていた子が、積極的に発言し、みんなの意見をまとめてくれている姿も!
無事に買い出し終了し、作る過程も役割分担しながら美味しい焼きそばをいただきました。
翌日は早朝から登山。眠い目をこすりながら、飛び出してみんなで歩きました。自然の音に耳を傾け、虫を見つけては目で反応し、疲れた・喉が渇いたという身体の声を感じます。帰ってきた後のアイスが最高に美味しかった!!
キャンプ最後の目玉はBBQでした。火をつけるのに苦労していたのですが、自然にある燃えそうなものを次々と拾ってくる子どもたち。お肉を焼くためには火が必要です。目の前にあるのに、焼けない・食べられない歯がゆさがあるからこそ、子どもたちは動きます。
キャンプって、火を起こしたり、テントを設営したり、意外と日常よりもお仕事がたくさん!!
その中で、自分はどんな役割ができて、人とどう協力するかを潜在的に学びます。協力しましょう!手伝いましょう!という言葉を使わなくても、やらないと食べられない、寝られないがあるから自然と身体が動いていたりするのです。
子どもたちの目がきらっと変わる瞬間を、2日間の中でたくさん見ることができました。
表情がくるくる変わって、2枚連続で撮った写真でさえ!!全然ちがう顔をしている。
その「きらっ」の瞬間を大切にしたいし、「心が動く」瞬間を見つけられる人でありたい。そんなことを感じる2回のキャンププログラムでした。
まだまだ夏のキャンプも続きます!
明日からは千葉へと向かいます。こちらは同世代の大人キャンプ。どんな出会いが待っているのか、ドキドキワクワクです♩
瞬間、瞬間を大切に、感じ、学び取る夏にしたいと思います!
日本一の自由な学校!?きのくに子どもの村学園へ!
こんにちは!
お久しぶりです、しげりこです。
5月に入ってからは、現在携わらせていただいている塾や体験活動で子どもと関わる機会が多くなり、ぽっと飛び出た発言に「なるほどなぁ~、おもしろいなぁ~」と思わされる日々です。
お久しぶりの今回は、きのくに子どもの村学園レポート!
自由学校という代名詞を持つこの学校、わたしがとても行きたかったうちの1つです。
半年ほど前、ヨーロッパの学校を巡る教育留学でイギリスに行った際、その1番の目的が サマーヒルスクール(きのくに子どもの村学園がモデルにした、世界で一番自由な学校)への訪問でした。
しかし、ビザの関係で空港にて泣く泣く入国できず、、、
年3回のサマーヒル見学日に合わせて渡航したものの、ここでは断念。
半年後しに、
舞台は日本、サマーヒルと同じく自由学校と言われるきのくに子どもの村学園へ訪問することができました。
どんな学校なの?
和歌山県の橋本駅に到着、タクシーで20分ほど山の中を進んで行きます。
狭い道を通り抜け、突如現れたのが、手作り看板を取り付けた校舎。
これから楽しい探検が始まりそうなわくわくに駆られました。
玄関を抜けると、朝からのこぎりや金槌の音が校舎に響き渡っています。
どうやらクラフトのチームが木を使って自分たちの椅子を作っている様子。
わたしがきのくにで素敵だなと感じたことの1つが、プロジェクトでクラスが形成されていること。
小学部では、
・劇団きのくに
・クラフト館
・おもしろ料理店
・工務店
・きのくにファーム
という5つのプロジェクトがあり、興味のあるものを子どもたちが選び、1年を通して活動します。ここでは、1~6年生の異年齢学級が形成されていて、共同で活動する中で上級生がサポートしている姿もたくさん見られました。
おもしろ料理店では、この日はパン作り。
グルテンの量を変えて7種類のパンを作り、仕上がったものを食べ比べてみます。対照実験を行うためには、こねる時間や発酵する時間を同じにしなくては!と実験において必要なことも学んでいました。
もちろん、カレーを作ったのも、店員さんも子どもたち。
コップにたっぷり入れてくれたジュースと合わせて、とても美味しくいただきました!!
世界のカレーや、スパイスについてA4用紙にびっしり書いている子もおり、次回訪問した時にはまた違う味のカレーが登場するかもしれません!
写真はありませんが、この喫茶店の建物自体も子どもたちが議論を重ねて長い時間をかけて作ったものです。
「店は洋風にするか、和風にするか?」
「屋根は瓦がいいけれど、重くて自分たちで作業するのが難しくなりそう、どんな材料を使うのがいいだろうか?」
予想以上に本格的な建物なだけに、これを子どもたち主体で作ったのかと目を見張りました。
こちらはクラフト館の子どもたちが作ったミュージアム!
今年の3月に完成した出来立てです。
中にはクラフト館クラスが作った作品がずらり。どれもオシャレで、思わず欲しい!と思ってしまうものが沢山ありました。
このような、クラス単位で1年間かけてプロジェクトを行う共同学習では、
子どもの好奇心や、やりたいという気持ちからプロジェクトを選択しているから、やっていてどんどんおもしろくなります。
学習指導要領を全部網羅しているかと言われれば決してそうではないですが、家を作る過程・料理をする過程で計算が必要だったり、陶芸で弥生土器を作って歴史に触れてみたり。プロジェクトで学ぶものの中には、時に小学生の域を超えた学びをすることも!
これこそが、学びの本質だなぁ〜と感じることが多かったです。
きのくにの時間割って?
これはおもしろ料理店クラスの時間割。
週の半分はクラスごとのプロジェクトを進めます。
フリーチョイスではアトリエやダンス、ボードゲームから漫才まで!
興味のあるものをコマごとに選びます。
大学で授業を取るのと同じイメージで、クラスを超えて様々なメンバーで学んでいきます。
基礎学習では、わたしの見学時には低学年と高学年のクラスに分かれて漢字のプリント学習をしていました。本を読んだり、計算したり、内容は日によって様々です。
先生が前に立って教授するというよりは、子どもたち同士アットホームな教室で話しながら学習を進めている印象でした。
金曜日の最後に旅行の話し合いとありますが、行き先を決めるのも子どもたちです。時間や予算を考慮しながら、行きたい場所とその理由を話します。
行き先候補には、すでに子どもたちの意見がびっしり。
きのくにではお出かけする日がとても多く、(学校が持っているマイクロバスがあるのでそれを使うことも!)日本地図には既に行った場所に付箋が貼られていたのですが、この2年で北から南まで10箇所以上に印が!
実際に足を運び、見て、聴いて、触れる体験も多いようです。
自由な学校って?
自由な学校だからといってルールがないこととは違います。
え?ルールがなくて、自由度が高いって意味じゃないの?
そう思ってくださった方へ、
なんと!きのくにには2019年4月の時点で、100以上も決まりがあるそう。これにはわたしも驚きました。
しかし、この100以上の決まりの全ては子どもたちが話し合いで決められたものです。きのくにには、週1回の全校集会で、困っていることや提案を議題に出し、みんなで話し合う時間があります。
例えば、
スマホは寮の部屋など、プライベート空間でしか使ってはいけないというルール。
これは半年間かけてじっくり子ども達で議論し、みんながより良い学校生活を送れるように設定されたきまりです。
上から与えられた決まりではなく、自分たちで作った決まり。
だからこそ、みんなで大切にするし、決まりは自分たちを制限するものではなく、幸福感を増進するためにあることを理解しているように感じました。
7割が寮生活、きのくにの子どもたち
きのくに子どもの村学園では、7割が寮生活、3割が自宅から通っていると言われています。また、7割の寮生のうち週末は実家に帰る子もいれば、遠方なので月に1度程度しか帰らない子どもも。
わたしたちと同じ時間に見学に来ていた入学を検討している親御さんが、「寂しくならないですか?連絡は取れますか?」と先生に質問。
入寮させるにあたり、とても気になるところだと思います。
それに対して先生方は、連絡を取るほうが帰って寂しくなると言う子が多いとおっしゃっていました。
わたしからもきのくにの子どもに、「寮はさみしくない?帰りたくなることはある?」と質問したところ、「逆に帰りたくなくて泣いたことならあるよ!」と言う衝撃の回答!!
他の子たちも、寮はとっても楽しいと嬉しそうに答えてくれます。
朝ごはんを毎朝みんなで作ったり、同じ部屋の子たちとお話ししたり、遊んだり。
この共同生活もきのくに子どもの村学園の大きな魅力だと感じました。
色んな思いを抱えてきのくにに見学に来ていた子どもと親御さんだと思いますが、昼休みが終わる頃にはずっと前からきのくにに通っていたかのように、子どもが全力で遊んでいる姿が!
この場面こそ、きのくにのが子どもにとって楽しくて、過ごしやすい安心の場であることを表してくれているようでした。
今回の学校訪問で、また新たな学びの形を知ることができました!
正解はないからこそ、それぞれの学校にそれぞれの特色があり、おもしろい。
色んな場所で、色んな可能性を探りながら、わたしが子どもたちと一緒に作っていきたいなぁ~という学びの形を見つけられるといいなと思います!
次回は、昨日訪問させていただいた箕面子どもの森学園についてお話しできればと思います。
ぜひぜひ、また覗いてみてください(^^)
それでは!今日もいい1日を♩
次世代リーダーを育むグリーンスクール、学校で掲げられている9つの目標スキルとは?
こんにちは!
しげりこです!!
今日から2ヶ月間、友人とシェアハウスをすることになりました!
今日の出来事や感じたこと、明日やりたいこと、嬉しかったこと、学びのシェアなど、想いを共有し、学び合えるようなあたたかいお家になればと思います。
新生活が楽しみでなりません!!!
さて、遅くなってしまいましたが、今回もグリーンスクールレポートの続きです。
前回の記事はこちら!
↓
グリーンスクールは社会をよりよく変えていく次世代リーダーを輩出しよう、未来を大きく変えていこうという強い意志のもとに作られました。
地球に優しい世界を提唱し、グリーンスクールを設立したジョン・ハーディ氏のTEDプレゼンはこちら!
わたしがグリーンスクールに足を運びたい!!!と思うきっかけになった動画です。
13分ほどなので、お時間あるときにぜひ見てみてください (^^)
さて、それでは本題!!
グリーンスクールでは、言う・考えるだけではなく、実際に行動に移せるような子ども・生徒を育てるために、9つの目標スキルが掲げられています。
学校の教室に堂々と掲げられていました。
今回はこれらのスキルについて書いてみました。
①Think Creatively -Be original. Be imaginative.
創造的に考えることを大切にする。
問題の解決策を直感的に見つける。
自分の強みに働きかけて、異なる思考戦略を考える。
好奇心旺盛に質問する。
②Activate -Feel empowered and empower others. Take Action. Make a difference.
リーダーは知識を行動に移す。
信頼を築き、目標を達成するために他社に力・権限を与えること。全てを自分1人でやろうとしないこと。
立場をとり、率先し、リスクを取り、そして責任を取ることによって行動を起こす。
③Adapt -Bend like bamboo
竹がしなるように、予測不可能な状況に積極的に対処する。
失敗を受け入れて学ぶ。
④Think Critically -Dig deeper. Ask why. Make connections.
深く掘り下げて、なぜ?を考える。
仮説検証したり、データを分析したり、なんでも信じ込むことなく懐疑的な質問をしたり、逆パターンを考える。
⑤Be Aware -Look within. Figure yourself out.
自分を知る。
自分がどのように学び、生涯学習への情熱を維持するのか理解する。
地域と世界の両方でマインドフルネスになり、実践すること。
⑥Collaborate -Confident alone. Stronger together. Find your way.
自分の役割を見つけて、協力してチームの一員になる。
たとえ1人で動くことになったとしても、自分の役割を全体的に見つけ、目標に対する責任を分かち合う複数の視点を考える。
⑦Think in Systems -Step back and see the whole picture
全体を部分の集まりとしてみる。
人間と自然のシステムの相互作用がどのように影響しているのか考える。
⑧Communicate -Process, organize, and coherently express ideas
アイデアを整理して表現する。
目的、対象者、内容を検討して話す力を身につける。
⑨Solve Problems -Figure it out. Go for it.
問題を発見し、解決に導くための目標を決める。
達成するまでのプロセスを考え、実施計画を立てる。
時間の優先順位と管理も行う。
ここまで学校で詳細に掲げられているものをわたしは他に見たことがありませんでした。どれもこれからを生きる、次世代を創っていくのに必要なスキル。
プロジェクトや授業の中で、子ども・生徒たちはこれら9つのスキルを培っています。
また、グリーンスクールにはすべての決定の根底にある3つの単純なルールがあります。
それは、
地域に根ざし、
あなたの環境を自身でガイドし、
あなたの行動が孫にどのような影響を与えるのかを考える
よってグリーンスクールでは、未来を見据え、環境に配慮したプロジェクトがいくつも生まれています。
リゾート地バリ島には焼却炉がなく、空港近くの埋立地にゴミがただ積まれているといいます。
そこで、実際にグリーンスクールから周辺の地域を巻き込んだリサイクルプログラムを始めたり、廃食油で走るバイオバスを生徒が発案し、形にしたりしています。
実際に上の写真では、これらのゴミが分解されるのにかかる時間を明記し、ゴミ自体を減らしたり、リサイクルしたりする意識づけを生徒主体で行なっています。
また、わたしが訪れた際、見学させていただいた教室の一つにイノベーションハブがありますが、ここでは3Dプリンターやレーザーカッターがあり、生徒たちが使えるようになっています。
グリーンスクールでは、「考える」で終わることなく、実際に手を動かして「形にする」までできるようになっています。
学校案内をしてくれたしいなちゃんが、リップを開発した話も前回書かせていただきました。
こんなことができたらいいな〜と、考えるだけで終わってしまいそうなことをどこまで行動できるか。誰しもモチベーションなしに行動することはできません。なので、スキル⑤でもあったように、本当に自分がやりたいことなのか、自分と向き合う時間も生まれてきそうです。
グリーンスクールは一見完成されている壮大な建物ですが、子どもたちがよりよくしていけるだけの「余白」があるように感じました。カリキュラム上、選択幅が大きかったり、プロジェクトを立ち上げたりできる共に創る・共に歩むことができる点が、大きな学びへのモチベーションになっているのかと。
そして、最後に1つ。
「教室」と書きましたが、このグリーンスクールには壁がありません。
人間は常に自然と関わり、影響を受けて生きています。
それを肌で感じるために「外と教室」を分断しないように。
そして、大雨の時にはどうするか、みんなが安全に過ごすために何ができるか。
子どもたちに考えさせたりもしているのかなぁ、と感じました。
今回はここまでです。
明日から、塾でのプロジェクト型学習のお手伝いをさせていただきます。
第一弾テーマはリサイクル!
グリーンスクールに学び、手を動かしながら子どもと楽しんでいけたらと思います!
それでは!!
p.s
もっとこんな内容が知りたい!や、グリーンスクールに限らず、デンマーク・オランダ・フィンランドについての〇〇が気になる!!
などありましたら、ぜひ気軽にコメントください(^_^)