shigerico blog

北欧を中心に、幸せな生き方と教育の在り方を探求する旅をしていました。現地で見て、聞いて、感じた学びを発信しています。夢は、わくわくで溢れる学び場を共創することです。

いま話題の!麹町中学校へ。

 
 

こんにちは!しげりこです!

 
昨日は、東京都千代田区にある麹町中学校に訪問させていただきました!!


 
 
 
日本の中でかなり話題になっている公立の中学校です。
規模としては、全校生徒が400人ほど。1クラスは30人前後で構成されています。
公立校でありながら非常に設備が充実していて、選択教室もたくさん見られました。校舎はとてもきれいでした。
 
 

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話題になったきっかけは、校長の工藤勇一先生が今までの公立中学校にはない学校改革を行ったこと。
 
問題点を200個ほど洗い出し、先生みんなで話し合い、毎年50〜60個のペースで改善に向けて取り組みを行っていったと言われています。
 
どこかの国の教育モデルや手法を参考にしたのかと1人の先生に尋ねると、これらの改革は日本の未来・生徒の未来を考えて、どういった教育が必要なのかを考えた結果だと話してくださいました。
 
主な新しい改革としては、
 
・宿題なし
・クラス担任廃止
・中間・期末テスト廃止(単元ごとのテストはあり)
旅行会社とタイアップして行う、ミッション遂行型の修学旅行
 
などです。
 
特に4つ目の修学旅行では、「面白い京都・奈良ツアーのプランを提案せよ」というミッションが出され、最終的にはパンフレットを作成して大手旅行会社さんにプレゼンするというもので、生徒たちの中でとても盛り上がったそうです。
 
 
〈工藤校長の考え方〉
 
「今までの学校教育は“心の教育”ばかりを謳ってきた。しかしそれではいけない。私が目指しているのは“行動の教育”です。実際の社会では行動が問われることが多い」
 
「何の学習においても『その道のプロ』の指導を仰ぐことを大事にしている。」
 
 
これらはホームページに掲載されていた工藤校長先生の言葉です。
実際にまずは自ら動いて行動に移し、教育改革を行っておられること。
多くの人をとてもいい意味で巻き込み、よりよい学校づくりをされていることからこの言葉にパワーを感じます。
 
 
私が学校見学させていただいた日には、THE YOUNG AMERICANSという歌・踊りのワークショップを通して音楽の教育を行う団体のメンバーが40名来てくれていました。
 
子どもも先生も一緒になって、ヤングアメリカンさんの明るくて楽しいメンバーから歌・踊りをレクチャーしてもらいます。
最後はみんなで歌って、踊って、見ているだけで楽しい時間でした。
中には自分を解放できない子や、なんでこんなこと、、と思ってしまう子もいますが、40名のメンバーが時には盛り上げ、時には寄り添い、サポートしている様子が見られました。
 
私が見させていただいたのは初日の2時間だけでしたが、全部で3日間で、自らを自由に表現すること、仲間と何かを作り上げることの体験ができるようなプログラムです。
 
 
ヤングアメリカンさんについて、詳しくはこちら!(^^)
 
 
 
教室内には目指す生徒像が掲げられていました。
 

 
麹町中学校の目指す生徒像〉
 
 ・様々な場面で言葉や技能を使いこなす
 ・信頼できる知識や情報を収集し、有効に活用する
 ・感情をコントロールする
 ・将来を見通して計画的に行動する
 ・ルールを踏まえて、建設的に主張する
 ・他者の立場で物事を考える
 ・目標を達成するために他者と協働する
 ・意見の対立や理解の相違を解決する
 
社会で活躍する人材を育てるために、課題を自分で解決できる・その経験を次に活かすことができるようにと、このような8つの目標が大切にされています。
 
 
 
また、麹町中学校では放課後に麹中塾というものが開催されています!
 
 

 
麹中塾とは?
 
公立の学校は私立に比べ自由度が低い、ならば放課後も残って色々できる学校にすればいいのでは?
 
というのが麹中塾のはじまりとされています。
 
大学生の指導の下で学習する、いわば個人指導の塾です。
時には、先ほどの校長先生の言葉でもあったように、「その道のプロ」を講師に招いて、実社会のリアルを学ぶような回もあるそうで、校内に張り出されていました。
 
 

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東京では麹町中学校のような 公立のコミュニティスクールが増えてきている そうです。
※コミュニティスクールとは?
保護者や地域のニーズを反映させるために、地域住民が学校運営に参画できるようにする仕組や考え方を有する形態の学校
 
教員も働く場所を選ぶ時代。
公募制で、麹町中学校に来たいと希望を出し、働いている先生が多くいるようです。世田谷区なども教育に力を入れていることから、区として人気を集めているというお話も聞きました。
 
 
その中で麹町中学校を選んだ先生にお話を伺いました。
 
わたし:なぜ麹町中学校を選んだのですか?
 
先生:「様々な理由があるが、1つはQUEST EDUCATIONを行なっている点に惹かれた。」
*QUEST EDUCATIONとは?
教育と探求社さんとのコラボ企画
これは中学2年の4〜12月、8社の企業から気になるものを選びインターンすることができるキャリア教育。最終的には事業を立案してプレゼンも。
 
 
先生:「大学になると様々な企業にインターンすることができるが、もっと早い時期から社会を知ることができるのは魅力的だ。」
 
このように、キャリア教育の中にも麹町中学校ならではの実践がありました。
 
 
 
 
生徒ってどんな子たちだったの?
 
 
校門をくぐると、、、
「おはようございます!」と生徒からの元気な声。
すれ違うたびに笑顔で挨拶をしてくれました。
 
廊下を歩いていると、、、
「入っていいよ〜」
そして、
「今から私が授業をします!」
女の子が前になってホワイトボードに書き始めます。どうやら保健の授業で時間が少し余った様子。次々とサッカークラブのコーチについて語り出し、みんなもにこやかに笑いながら女の子の授業を聴いていました。
 
教室に入って生徒と話した印象は、
自分のことをとにかくたくさん話す!!
 
「サッカーで有名になるので見ていてください。」
「バレー部キャプテンと水泳部部長と給食委員長してます!!」
「こんな絵描けるんです、みてください。」
 
これってとっても素敵なことだと思います。
 
教室内、学校内には自分のことを話したり、相手を認め合えるような安心感があるように感じるということを一緒に訪問した友人と話しました。
 
 
先生にその安心感の秘訣を聞くと、
 
「どの先生も子どもの成長を1番に考えている。
ここで注意することが本質なのか、子どものための1番の行動なのか、自分に問うようにしている。伸びるきっかけを与えるのが教師の役割だ。」
 
というようなことをおっしゃっていました。
 
 
当たり前といえば当たり前なのですが、どの先生の中にもその共通認識としてあるのかもしれません。
 
ちなみに、、、
教師の柱
 1 社会で必要とされる学び方の習得を支援する
 2 個性・特性を伸ばす機会を支援する
 
とされています。
 
わたしが見ていて思ったのは、ヤングアメリカンさんのワークの時も先生は生徒と同じように、中に入って楽しんでいました。周りで生徒の様子を単に見ているのではなく、一緒に参加することが、安心であたたかな雰囲気を作っているのかも、、!?
 
 
公立中学校でもこれだけのことができる!
以前から、記事などで読んだりしていたものの、実際の雰囲気から学ぶ気づきがたくさんあった1日でした!
 
今回、見学を受け入れてくださった麹町中学校の皆さん、関係者さん、本当にありがとうございました!!
 
 

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わたしが見たイエナプラン教育 ④



こんにちは!
 
今日は、先日のちょっとほっこりエピソードからスタート。
フィンランドでのホストマザーから1通のメッセージと写真が届きました。
 
 

 
 
わたしがフィンランドにいる時に、折り紙を一緒にした女の子が作ったそう。
その時は難しくて途中で諦めてしまった女の子でしたが、わたしが帰国してから毎日練習していたそうです。
写真を撮るなり、わたしに見て欲しいと言ってマザーが送ってくれました。
 
とっても上手です、、、!!!
今は-25℃という脅威の寒さだそうですが、またフィンランドに行きたくなりました。
 
 

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10月のフィンランド。うっすら雪が積もっています。
 
 
そんなフィンランドの話は少し置いといて、今日もオランダのイエナプラン教育についてお話しします。今日は最後の特徴、④ワールドオリエンテーションについてです!
 
 
 
ワールドオリエンテーションは、「学ぶことを学ぶ」ための総合学習だと言われています。
前回、時間割についてお話ししましたが、イエナプラン教育には理科と社会の授業がなく、ワールドオリエンテーションやブロックピリオド(自分で決める時間割)の時に探求的に学ぶことが多いです。
1〜2ヶ月通して学ぶ1つのテーマが決められ、様々な教科を横断して子どもたちはそのテーマについて学びます。先生によって決められることもあれば、子どもから希望を聞テーマが決められることもあります。
 
 

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*アートプロジェクト*
 
わたしが訪問させていただいた1ヶ月の期間はアートプロジェクトでした。
学校内で1つのテーマについて学習するので、学校中がアートだらけになります。
 

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では一体どんな授業をするのか?
 
 
アートプロジェクト中に、教科を横断させながら学ぶ様子は残念ながらあまり見ることはできませんでしたが、毎日1作品と言えるほど、どのクラスをのぞいても絵を描いたり、ものつくりをしたりしていました。
絵の歴史について触れたり、読書で読んだ本を絵で表現したり、外に出かけて空気を感じながら風景画を描いたりしています。
 

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中でも、特にわたしの感性をくすぐられた授業はこちら!!!
 
 

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1枚の絵を見せて、それはどんな絵なのかをみんなで考えます。
 
「絵の中にどんなものが見えるかな?」
「どんな色が見えるかな?」
「どんな気持ちがするかな?」
「どんな音が聞こえる?」
「どんな匂いがする?」
 
みんなで1つの円になって、自分が感じる心の声を発信していきます。
1枚の絵からでもいろんな意見が飛び交い、子どもたちは「確かに〜」と共感したり、こうも見えるよ!と意見を重ねたりしていました。
 
実はなんと、4・5歳のクラスなんですこれ!!
オランダ語で子どもたちの発言を全て理解できなかったのが悔しいですが、音の質問の時にはこんな音が聞こえるよと実演してくれて、とても楽しい時間でした。
 
 
 
 
*シンタクラースプロジェクト*
 
これはプロジェクトというよりは季節の学校行事に近いのかもしれません。
シンタクラースとはなんぞや!!ってなっていると思うので、この人物については次回のブログで詳しく書きます!
 
簡単に言うと、オランダ版のサンタクロースです。
 
 
11月や12月は学校中がすっかりクリスマスモード。
ただでさえカラフルな校内が、より一層華やかになりました。
 

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そして、シンタクラースをテーマに学ぶこともあります。
 

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シンタクラースにまつわる言葉を集めて、文字を学習している場面もありました。
ただ文字を書くだけじゃなくて、スタンプを使ってワードを作ったり、絵を描いたり。時間がかかって効率が悪いと思う人がいるかもしれませんが、学ぶ中に楽しさがあることを忘れないようにしています。
 
また、アートプロジェクトとクリスマスの時期が少し重なっていたこともあり、みんなでランタンも作りました。
 

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デザインや形はクラスによって様々で、完成したものを持ち寄ってみんなで灯して歌をうたいます。これは毎年の恒例行事だそう。とても素敵なひとときでした!
 

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ここからは、わたしは直接見たものではないですが、他にはどんなワールドオリエンテーションがあるのか聞いたことをお話ししていきたいと思います。
・エジプト
・時計
・オリンピック
・恐竜(これは子どもたちからの意見でプロジェクト化したそう!!)
・小動物(春の季節に)
 
 
例えば、エジプトプロジェクト!
エジプトの歴史について勉強したり、文字について触れてみたり、ピラミッドを工作で作ってみたり。
想像するだけで面白い!!
エジプトに限らず、毎年様々なテーマがあるので、8年間でたくさんの国のことも知れるのも楽しいですね。外に出て学習することも多いので、小動物などのように季節にあったテーマ設定をすることも多いようです。
 
 
 また、フィンランドデンマーク・オランダの3カ国に共通いていますが、下のようなマインドマップを使った調べ学習もよく見られます。
 

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ワールドオリエンテーションはこれを学校規模で行っているようなもので、授業内容にも繋がりがあり、より深くその物事について知れるようになっています。
 
先生は算数や英語の授業では積極的に電子教材を使っている代わりに、このようなワールドオリエンテーションや学校イベントなどのミーティングに時間を割くことも多いそうです。
 
「何を学ぶか」ではなく、「この学びを通して何を学び取るか」→物事の学び方を知る ことが大切だと感じました。
 
学び方を知れば、他の学習でもどんどん自分で探求的に学びを深めていくことができます。
こういった学習があるからこそ、子どもたちは1つの物事に対していろんな角度から、広い視野で見る力が養われているのだと感じました。
 
 
 
以上で、イエナプラン教育の大きな特徴については終わりです。
また、印象に残った授業などは随時お話ししていきたいと思います。
 
それでは!!!
 
 
 
 

わたしが見たイエナプラン教育 ③

 
こんにちは!しげりこです。
今日はスケジュールを大胆に間違え、ただ大阪に出てきて帰るという電車の旅をしていました。(被害が自分だけでよかった、、!笑)
スケジュール管理気をつけようと改めて思えたことにありがとうをして、車窓から夜景キレイスポットを眺めて帰ります!
 
 
前回、前々回で ①異年齢学級、②サークル対話 についてお話ししました。
今日は ③循環的な時間割、自分だけの時間割 についてです。
 
 
イエナプランには、4つの循環的な活動があります。
 
1 会話(前回紹介したサークルになって行う対話)
2 遊び
3 仕事(勉強)
4 催し(学校イベント)
 
 
 
これらの繰り返しがイエナプランの特徴の1つです。
循環的に活動するために、時間割は科目別では区切られていない・4つの活動のリズミックな交替をもとにして作られるということも事前知識として渡航前に学んでいました。
 
 
「科目ごとの時間割がない」
という情報をネットでよく目にしていたのですが、オランダの学校を訪問する前までは、あまり想像できずにいました。
 
 
そんな情報を確かめに、いざ!訪問!!!
 
 

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これは 4歳・5歳クラスの1日の流れ です。
 
仕事(勉強・作業)→サークル対話→遊び→昼食→仕事(勉強・作業)→サークル対話
というようなスケジュールでした。
日本の一般的な学校の、勉強→勉強→休み時間→勉強→勉強などではなく、確かに循環的に上記の4つの活動が行われています。
 
 
遊びは基本的に外に出ます。グラウンドの使用できる時間がクラスごとに決まっているのでその時間に合わせて時間割も柔軟に組まれていました。
 
 
 
勉強ではどんなことをするのか?
 

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4歳・5歳のクラスでは、子どもが自分でやりたい活動を選ぶことができます。上の写真を見ても分かるように、ビーズ、工作、コンピューター、ブロック、砂遊び、粘土、パズルなどなど、たくさんの活動から選択することができます。(この部分は学校とは言え、日本の幼稚園のような役割のようです!)
 
また、選んだ活動と並行して、先生がグループごとに教室の真ん中で文字を教えていました。
 
weektaakという週に3つほどは決められている仕事(勉強)があり、終わったら表にをするようにしています。
 

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6歳以上のクラスでは、時間割がより具体的に!!
 

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サークル対話→ジム(体育)→おやつ→勉強(各自資料を読んだり、調べたりする)→勉強(算数)→お昼休み→読書(マンガの日も!!)→ブロックピリオド(好きな勉強活動)→ワールドオリエンテーション(次回ブログで説明します!)
 
 
というような1日の流れになっています。このスケジュールにジムがない日があったり、音楽が入ってきたり、英語が入ってきたりします。
 

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このように年のはじめにクラスごとに1週間の時間が決められるので、科目ごとの時間割がないとは言いきれませんが、授業によっては子どもにかなり選択の幅が与えられています。
 
 
 
例えば、上のブロックピリオド!
 

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この時間は子どもたち自身で自分だけの時間割を作ります。
 
weekplanと書かれたこの紙に、どの順番でどれを学習するのかを自分で決めることができます。ものによってはページ数が書かれていたり、この語を学習するなどの指定がありますが、Nieuwsbegripなどど書かれた項目では自分のきになる最近のニュースを調べて自由な方法でまとめたりします。(ワードで文書にしてまとめたり、絵を書いたり、クイズにしている子どもがいました!)
 
評価もフィンランドデンマークと同様に自分で行うことを大切にしており、学習できたらニコちゃんに色を塗ります。
 

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また、算数などではレベル別の学習を行っていました。最低限のところだけ足並みを揃え、あとは自分にあったレベルの問題をします。教科書の基礎問題 a,b だけを解く子、発展問題の c,d を解く子がいました。
 
教室の外に出たり、仕切りのある机で勉強したり、それぞれが集中しやすい学習環境を作ることも大切にしています。
 

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なぜこんなことができるのか?
 

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これはオランダの学校が独自で決めることができる時間割合を表したものです。教科書もあれば、中核目標に沿った内容を教える授業もありますが、30%の時間を学校独自・先生独自で決めることができます。
 
サークル対話の時間をたっぷりととったり、次回説明するワールドオリエンテーションができるのも、この30%という余白が活躍してくれています。
 
 
なので、教科書以外にも学校には独自の教材がたくさんありました。
 
 

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最後に、見ていて面白かった教材を1つ紹介します。
 
オランダ語(語彙)の学習で、たくさんの語彙を学ぶことが目的の授業がありました。
 

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1冊のノートを3年間かけてたくさんの語彙を習得するのですが、この学び方がおもしろい!!
 
はじめに2人で1枚のカードが配布されます。
そのカードに記載されている学習で、このワードを使った学習をします。
 
 
例えば、

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様々な条件が書かれていますが、ワードを使ってラップを作るというものです。
 

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他にもたくさん、アートしたり、しりとりのようにワードを繋げたり。何度もノートに書いて覚えるというような学習は1度も見ませんでした。これはモンテッソーリの教材に近いものかもしれません。
 
 
モンテッソーリ教育についてはこちら
 
イエナプランのこの学校には、こういった楽しく学べる教材も校内に充実していました。1人1枚ではなく、2人で1枚のカードということもコミュニケーションが生まれるきっかけになります。
 
子ども同士のコミュニケーションだけでなく、親と子ども、親と先生も多くコミュニケーションを取っていました。送り迎えの時や、授業など、毎日ではありませんが、親も教室に入って子どもと一緒に活動する機会があります。
 

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テーブルごとに島になって親と子どもといろんなアクティビティをしている場面です。私は折り紙を担当しました!(^^)
先生や親、子ども、みんな含めて1つの大きな家族のようなクラスルームで、1週間後別のクラスに行くときにはかなりの寂しさがありました。4つのクラスに入らせていただいたので、4回寂しさに耐えました、、、
 
 
以上が
③循環的な時間割、自分だけの時間割 についてでした。
 
次回はワールドオリエンテーションについてお話します。
この言葉だけでもちょっとワクワクしますね!
 
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、素敵な週末を!☆
 
 
 

わたしが見たイエナプラン教育 ②



新成人のみなさん、成人おめでとうございます。
はたちの自分はどんなだったかな〜と昨日1日振り返っていました。
 
2年前の20歳、わたしは海外に行ったことがなく、大学から始めたよさこいに、ただひたすら夢中になっていました。
 
・チームとして初めての大きな舞台への出場を決め、何ヶ月もみんなで練習したこと
・本番直前に、みんなの素直な想いを毎日共有し、1つの目標に向かって進めたこと
 
 
もっと早く、海外に飛び出してみたり、いろんな大学や社会人の方と出会えていればと思うこともありますが、1つのことに夢中になったこの時期が今のわたしを作ってくれていることも確かです。
今後も、自分の周りにいてくれる人たち、想いを語り合える仲間に感謝しまくりたいです。いつも本当にありがとう。
 
 
 
前回はイエナプランの4つの特徴をあげました。
①異年齢学級
②サークル対話
③循環的な時間割・自分だけの時間割
 
今回はイエナプラン教育の②サークル対話について書きたいと思います。
 
 
 
サークル対話って?
 
4歳から12歳まで、全てのクラスでほぼ毎日行われていたサークル対話。
 
教室で円になってクラスみんなで話し合う時間です。

 

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普段はみんなの机は島のようにグループごとに配置されているのですが、サークル対話の時間になると椅子を持って教室の真ん中に集まり、大きな円を作ります。
 
 

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普段はこんな感じです。
 
どんな話をするのか?
 
話題を特に決めずに話し合うこともありますが、わたしが見たものは曜日ごとに話し合う内容が決められていました。
 
(月)自由サークル
(火)ニュースサークル
(水)読書サークル
(木)将来サークル
(金)イベントサークル
 
※たまたま私が訪問させていただいた週がこのような内容であり、時期やクラスの状況によって話す内容は異なります。
 
 
月曜日は比較的自由に話し合う時間、週末にどんな過ごし方をしたか話したり、わたしがこのクラスに入った初日でもあったので日本のことをたくさん質問してくれたりしました。
 
 

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ニュースサークル・読書サークルでは、順番に気になったニュースや本を子どもたちが準備してきます。それに対して、発表者のクイズに答えたり、気になったところを質問したりする機会がサークル対話の中でありました。
 
 
将来について話すサークルの時間も見させていただきました。
あくまでも話したい子が、将来の夢や興味を持つようになったきっかけなどを話していました。「まだわからない」と発言していた子もおり、自由な安心して発言できる場づくりが行われていたことが分かります。
 
 
イベントサークルでは、ステージでクラスの出し物としてどんなことをしたいか話し合います。このイエナプラン校では、毎週(少なくても2週間に1回)全学年での集会があり、子どもや先生がステージで出し物をします。
劇をしたり、ダンスをしたり、歌をうたったり。何をしたいかもサークル内で話し合われていくのです。
 
 

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出し物で劇をしている様子
 
 
サークル対話の魅力とは?
 
一見、日本の学校での学級会や朝の会・帰りの会での役割とそんなに変わらないんじゃないの?と思うかもしれません。
私が小学校の時も、日記をみんなの前で発表したり、どんな出し物をしたいか話し合ったりする時間が確かにありました。
 
 
オランダで見たこんなエピソードがあります。
 
ニュースサークルで、4年生の子が発表するときに始めから口を開こうとしませんでした。みんなはその子のことを見ています。
すると、隣の5年生の子が一言、「一緒に読もう」と話したのです。「交互だったら読める?」と尋ね、担当の子は頷きました。自分のできる範囲の挑戦をその4年生の子なりに頑張っているように見えました。
 
 
これが前に出て発表する形式だったらどうでしょう?みんなの視線に耐えられなくなって、余計読めなかったかもしれません。
円になることで、クラスの距離がぐっと近くなり、今この子がどう言う気持ちなんだろう?と言うことを学校生活の中で分かるようになっていくのだと感じました。
 
その例の1つに、4歳・5歳クラスでは、先生が1人の子どもを膝の上に乗せてサークル対話をしている場面を何度か見かけました。
「なんでその子だけ?ずるい!」と他の子に思われてしまっても仕方ないと思う光景ですが、今あの子には先生の膝が必要なんだなと言うことを子どもたちは理解します。それも、サークル対話で1つの円になり、みんなの顔を見ながら話す習慣がついてるからではないかと感じました。
 
 
 
私が見たこんなサークル対話!!
 
今回は4・5歳クラスの対話について言及します。
 
4歳・5歳の子がサークル対話をしている様子、想像つきますか?
私も多くの子どもが手を挙げて自分の意見を言っているその姿には正直驚きました。
 
 

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これはこのクラスでサークル対話での発言を促すアイテム。
 
クラスに対する不満
褒めてあげたいクラスメンバーや出来事
質問やこんなことしたいの提案
 
これを事前にカードに書いておき、サークルの時間にそのカードを見ながら自分の考えを話します。賛成か反対か手を挙げたり、さらに追加の意見を述べている子がいました。
 
イエナプランの教室はリビングルームとも言われ、このようにサークル対話で話し合い、みんなが過ごしやすいようにみんなで作る教室」なのです。
 
 
バースデーサークルもありました。
誕生日の子がいれば、頭にケーキの帽子をかぶり、みんなで歌をうたい、サークルの真ん中で灯したろうそくの火を消します。みんなで祝い、喜びを共有するあたたかい時間でした。
 
また帰りの時間には作品サークルがあります。
4・5歳クラスは特に活動の中で、アートや工作など色々なものを作ります。
作品ができたら、随時教室の真ん中に置かれているボックスに入れます。それを帰り際に1つひとつ取り出し、みんなの前で「これは誰が作ったのかな?」と先生が聞き、みんなに作品を紹介するのです。自分が作ったものをみんなに見てもらえたら嬉しいですよね。
作品に限らず、「今日こんなことを頑張ったよ!!」と話す時間をとても大切にしています。
 
 

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わたし自身が子どもの時、手をあげるのにかなりの勇気が必要なタイプでした。今でも人の表情や気持ちを伺いながら、言葉を発することが多く、伝えたいニュアンスが変わってしまったり、人の意見に流されてしまうこともよくあります。
 
 

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子ども時代に何でも発言していいとされる自由で安心できる場は、自分の意見を大切にする・仲間の意見も大切にする力をつけるために、とても必要なものだと感じます。
 
 
教育現場に限らず、輪になってみんなの顔を見ながら話せる環境づくりを、日常に少しずつ取り入れていきたいと思います(^^)
 
 
それでは!!!
 
 

わたしが見たイエナプラン教育 ①

 

あけましておめでとうございます!
しげりこです!

 

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こちらは弟から送られてきた六甲山からの初日の出です。とても美しい、、

 

 

一方で私は、

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おおお、、、!

 

奈良公園から、鹿さんに並んで初日の出を拝みました。

ずっと西の方角で待機してしまうという新年早々の大失態でしたが、今年もなんだか楽しい1年になりそうです。


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昨年は海外に3ヶ月間滞在し、フィンランドデンマーク・オランダの教育を体感できたことは本当に貴重な経験でした。

少し時間があいてしまいましたが、発信を再開します。
楽しく見ていただける記事になるよう、頑張ります!!


新年1回目の投稿はオランダ教育について。
何回かのシリーズに分けて書いていけたらと考えています。




さて、皆さんはイエナプラン教育というものを聞いたことがありますか?

 

イエナプラン教育とは、ドイツにあるイエナ大学の教育学教授が創始した教育法のことです。このイエナプランを積極的に取り入れ、普及させたのがオランダでした。

 

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現在、オランダにある10%の学校がオルタナティブ教育を実施しており、そのうちの3割(全体の3%、およそ200校)がイエナプラン校であると言われています。

オルタナティブ教育
主流・または伝統とは異なる教育

 

そして、日本と大きく異なる点に気づきますか?

 

 

そう!!

オランダの小学校の約7割が私立の小学校なのです。

 

なぜこんなことがあり得るのか?

 

オランダには

① 学校設立の自由(200人以上の子どもが集まれば、誰でも学校を作って良い)

② 教育理念の自由(宗教に限らず、他のことで特徴を出して良い)

③ 教育方法の自由(教育内容、教材の裁量権が自由)

 

という3つの自由があります。

 

私立だからといって、国の援助は公立と変わらないので自分の通う学校を私立校だと意識していない人もいました。

学区もなく、子どもや保護者は自分で行きたい学校を選ぶことができます。

公立と私立の学校が隣り合わせにして立っていることもあるようで、かなり驚きました。

実際は多くの子どもが徒歩や自転車で通っていたので、通える範囲の学校に行くことが一般的かもしれませんが、教育法が合わなかったりした子が転校したというケースもあることを聞きました。

 

 

また、イエナプランには20の原則というものがあり、この原則に基づいて学校運営が行われています。(下記は20の原則の1項目)

 

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こちらのページで20の原則の続きはもちろん、さらにイエナプランについて詳しく知ることができるので気になる方はのぞいて見てください。

掲載されている動画は特に分かりやすいです!

www.japanjenaplan.org

 

 

 

次に、オランダのイエナプラン教育の特徴についてお話しします。

 

① 異年齢学級

リビングルームでのサークル対話

③ 循環的な時間割・自分だけの時間割

④「学ぶことを学ぶ」ための総合学習

 

今回はを中心に、ネットで得られる情報ではなく、私が現地で実際に見たこと・聴いたことを伝えていけたらと思います。

 

 

①異年齢学級

イエナプランの教室は大きな家族ルームのようです。

 

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クラスの年齢構成はこのようになっており、3学年(4、5歳は2学年)が同じ教室で学びます。

日本なら、学年ごとに教室の位置が決まっている学校が多いイメージですが、イエナプランの学校では教室配置もバラバラ!

4歳、5歳クラスの隣が9歳〜12歳クラスの教室ということもあるのです。

 

読書の時間では自分の教室で座って本を読む時間もあれば、隣のクラスに行って小さい子に本を読んであげる場面も見られました。

 

そんな教え合い、学び合いが学校全体で浸透しているイメージです。

 

 

では実際に授業はどのようにして行われているのか?

学年が違うのに同じことを学んでいては学力が身につかないのではないか?

 

 

そう思った方は少なくないはずです。

教科ごとに説明していきます。

 

◇ 算数 ◇

算数では先生の解説が必要な授業だけは、学年ごとに授業が行われています。算数の時間になると、2つの学年が別の教室に行き、他クラスの同じ学年の子達が教室にやってきます。1〜3年生は週2回が同じ学年で学ぶ授業でした。4〜6年生になると学習も難しくなるので、週4回学年ごとの授業が行われます。

 

同じクラスで学習する際も、先生が1つの学年を集めて真ん中で教えるような授業もありました。

 

 

◇ その他の授業 ◇

ちょっと待って!?ざっくりすぎない!??

 

そう思わせてしまったかもしれませんが、算数以外の授業は基本的に3学年みんな一緒に学習します。

 

そして、学習するときに使われるナイスアイテムがこちら!

 

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一見ただのマークがついたサイコロに見えるかもしれませんが、これがすごいんです!!学校のみんな1つずつ持っており、学習する際に使います。

 

● 今集中しているから話しかけないでね

ちょっと分からないから助けてほしいな

いつでもなんでも聞いてね

? 先生来てほしいな

 

という意味を持つ4つのサイン。

緑の子が黄色の子に教える場面をたくさん見かけました。

 

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教室内の席配置は島が6つ(4〜5人×6班)ほどあるのですが、その班内も3つの学年が合わさるように構成されていました。

兄弟のような関係で、教える・教えられるの姿が常に見られます。

 

学年の違いがあることで、

・分からなければ聞いてもいいこと

・分からない子がいれば教えてあげること

を体感しながら毎日の学校生活で学ぶことができると先生は話してくださりました。

 

 

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サイコロの代わりにカードで示すクラスもありました



分からないことは恥ずかしい、聞けない。

そんな子どもを0にできる仕組みだなぁと感じます。

そもそも学年が違うので、差があることは当たり前。「それ分かるよ!教えるよ!」と分からない子に優しく話しかける子どもの顔が印象的でした。

 

 

最後に、

先生にクラス替えをするときに、クラス内での立場が変わり(1番上から1番下に)GAPを感じてしまう子はいないのか?という質問をしました。

 

低学年クラスから中学年クラスへ

遊びの割合が減り、勉強が増えるので遊びたくなってしまう子どもはいるが次第に慣れていくそう

イエナプラン自体が自分で学習する順番を決めたり、やりたい学習をする選択の幅が子どもたちに与えられているので、日本の1つの問題である小1プロブレムは比較的起こりにくいのかもしれません。

 

詳しくは、

③ 循環的な時間割・自分だけの時間割

の時のブログでお伝えします。

 

 

中学年クラスから高学年クラスへ

実はこのクラス替えのタイミングで、高学年クラスはキャンプなど自然の中での校外学習を行います。このアクティビティや共同生活を通して一気に家族感が増すんだよということを聞きました。

 

 

以上が ① 異年齢学級 についてです。

インプットだけでなく、アウトプットすることで学びが最大化するということを最近私自身もひしひしと感じているので、常に教え合える環境である異年齢学級のメリットは大きいように感じます。

 

 

大人も子どもも、年齢関係なくみんなで自分の得意なことを活かしながら学びあえるような機会環境をいつか作りたいなぁと思ったり。これから楽しく構想していきたいです。

 

 

次回は リビングルームでのサークル対話 についてお話しします!!(^^)

 

 

問題だらけと叫ばれる日本の教育、実はすごいのかもしれない。

 
 
どうも!しげりこです。
久しぶりの投稿になってしまいました。
 
 
海外の教育を見ていると、その目新しさから、
 
「日本の教育ももっとこうだったらいいのに」
「こんな学校に行けたら子ども達は幸せだろうな〜」
 
と思っていました。
 
 
でも、その逆を考えることもとても大切だと思っています。
 
 
オランダで出会った先生がYouTubeの日本の小学校ドキュメンタリーを見て、日本の教育も面白いところあるよねと言っていました。
その日に帰宅してから見てみると、コメント欄に世界各国から絶賛する声がたくさん挙げられていたんです。
 
 
そこで、、、
 
もし私が、日本人じゃなかったとして、日本の学校に教育視察をしにきていたら?
 
 
というテーマでこの先の文章を書いてみました!
 
完全にフィクションですが、ぜひ読んでみてください!!
 
(以下:わたしの小学校時代の記憶と、実習した小学校、2年間ボランティアをしていた小学校を見ての情報なので、違いがあるかもしれません。)
 
 
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先日、わたしは日本での4週間の教育視察を終えて帰国しました!
 
1〜6年生のクラスを見させていただき、毎日学校生活をともにする中で驚くことがたくさんありました。
今回はその中の4つを紹介していきたいと思います。
 
 

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①給食の準備を子どもたちが行う
 
なんと、日本では4時間目の授業が終わると子どもみんなが給食のエプロンを着はじめてランチの準備をします。
当番制で、担当の子は給食室まで自分のクラスの給食を取りに行き、盛り付けから配膳まで全て子どもたちで行なっていました。
食べる前は「いただきます」みんなで手を合わせて日本独自の挨拶をします。これは食べ物に対して感謝する言葉だそうで、いただく命にお礼をします。食べるときは机を班ごとにくっつけたり、みんなで大きな円になったり。
 
給食はとても栄養バランスに配慮されているものでした。わたしの国と比べると値段もこのクオリティでこの値段!?と驚くほどに安いと感じました。
 
 
 
②掃除を子どもたちが行う
 
子どもたちは給食を食べた後に学校の清掃を行っていました。
自分たちの教室だけでなく、廊下や体育館、トイレまで。学校の隅々を各学年で担当して掃除をします。日本には学校清掃員として働いている人が公立小学校にはいないようです。
本の学校は勉強をするだけでなく、生活に必要な術を身につけられる場所になっています。また、日本では学校に入る際に下駄箱が設置されていて全員中履に履き替えます。なので教室内に泥が上がりこむことは少なく清潔で、靴を履いていることから安全性にも長けていると感じました。
 
 
 
③教室の中で生き物を育てる
 
クラスにもよりますが、教室の中で生き物を飼育しているクラスも多かったです。
カブトムシやチョウチョ、魚まで。時には幼虫から育てて大人になり、卵を産むまでの過程を眼の前で見ることもできます。学校全体ではウサギを飼育していました。担当の子が飼育小屋の掃除、水換え、餌やりなども行ってました。
生まれれば、いつかは必ず死ぬ時が来てしまう。育てている限り、死に直面することもありますが、子どもたちはそこに向き合い、多くのことを学ぶきっかけになるのかもしれません。
 
 
④野菜を育て自分たちで食べる
 
日本の多くの小学校には畑が設置されていて、時期になると子どもたちは種を撒き長い期間をかけて野菜を育てます。
春に植えて夏や秋に収穫し、調理して食べることもあるそうで。自分たちが育てたものを実際に食べれたときの喜びはとても大きそうです。子どもたちがメニューを考えて、育てた食材を使って料理をするって想像するだけでワクワクします!
 

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日本では自分が興味のある係を担当し、クラス内での自分の役割として仕事をしていました。学期初めにどんな仕事をしたいか、子ども同士で相談して決めることができます。
係とは別に、クラスを楽しませる会社というのもあり、グループどとにクリスマス会などのイベントを企画したり、みんなでする遊びを考えたりしていました。クラスや学校を楽しませるため・よりよくするために子どもたちができることを自分たちで考えていたことがとても印象的です!!
 
 
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ここまでが、海外視点から見た日本の学校でした。
 
 
 
日本に住んでいて、日本の教育を受けてきた私たちからすればこれらは当たり前のことですが、わたしが視察した3カ国にはないものでした。
 
 
給食は食堂に用意されているものを自分でとったり、家から持ってきたり。給食だと無償のフィンランド以外は一食600円ほどで日本の倍かかるのです。
掃除は清掃員を学校が雇っており、子どもたちがするとしても2人程度が放課後に軽くほうきで教室を綺麗にするだけです。
野菜を育てたり、生き物を飼っているのも見かけませんでした。
 
 
社会が変容し、求められる力が変わってきていることからどこまでを学校で行うべきものなのかの見直しは必要ですが、今回のような視点も忘れてはいけないなと思います。デンマークの森のようちえんのような森で思いっきり遊ぶということはないかもしれないけれど、自然に触れる経験は日本の学校で今でも大切にされているような気がします。
 
もちろん、その裏には先生の業務が膨大(給食指導や掃除指導をしなければならないので)になってしまっている問題があるのも事実です。
 
 
 
わたしが海外に出て、すごい!と衝動的に感じたのと同じように、日本にも世界からすごい!と思われていることがあるということを思い返すために今回は記事を書きました。
 
他にも、自分の学校生活こんな素敵ポイントがあったよ!というのがあれば教えていただけると嬉しいです!
 
 
ではでは!!
 
 
 

オランダとデンマークの学校昼食事情、日本の給食はすごかった!

 

 

こんにちは!

オランダでの週末を過ごしています。

今日はホストマザーの誕生日なので、お家でパーティーです!私もこっそりプレゼントを用意、喜んでくれるかなぁ〜

 

 

さて、今日はフィンランドに続き、オランダとデンマークの学校昼食について書きたいと思います。

 

 

あれ?題名が 学校昼食 になっているのにお気づきでしょうか?

そう、デンマークとオランダ、みんなで同じ学校の給食を食べることがないんです!!

 

 

2つの国を分けて見ていきましょう。

 

 

まずはデンマーク

 

デンマークでは、

学校の給食を食べる or 家から持参する

をそれぞれの家庭で選択することができます。

 

 

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学校給食は、このようにタームごとにメニューが貼り出され、3週間経つとまた同じメニューを繰り返すといった感じです。

 

事前に親が頼むかを決め、オンラインで予約をします。1食は 30DKK(約550円)でした。

 

 

そして最も驚いたのがこれ。

 

 

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なんと、なんと、子どもたちがキッチンに入り、給食を作っています!!

 

 

6年生は担当生で日にちを割り振られ、給食を作るお手伝いをするそうです。シェフはたったの1人でした。

 

この学校は比較的小規模なので、大規模校である程度作られたものが運ばれて来るため、子どもたちの主な作業はトレーに盛り付けをすることでした。

大規模な学校では、本格的に子どもたちが給食を作っているそうです。

毎日が調理実習のようです。

 

 

ちなみにある日の出来上がった昼食はこんな感じ。クラスの半分くらいの子が注文していました。

 

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カレーのようなメニュー。とても美味しそうです!

 

メニューは毎日2種類から選べるようで、このようなフードメニューorサンドイッチメニューのようなものが大体のパターンのようでした。

 

すぐ近くにはスーパーもあるので、休み時間に昼食を買いに行く子もいました。本当に自由です。

 

 

家から持参する子は、サンドイッチやフルーツが大半という感じでした。

 

 

 

 

次にオランダ。

 

 

オランダではみんな 家から昼食を持参します。

そして持ってくるものは、食パンにチーズやハム、チョコレートをサンドしたものとまるごとのリンゴやバナナです。

とても簡素なお弁当で、ほぼ毎日、同じものを食べています。お菓子を食べている子もいました。

 

家庭によっては栄養の偏りがすごそうです。

 

 

学校にはせめてものフルーツが置かれていました。

子どもたちは自由に取って食べることができます。

 

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そして私が行かせていただいている小学校では、12時〜13時が昼食の時間で、一度家に帰って昼食を食べるのもOKです。オランダは学校ごとにスタイルが大きく異なるので一概には言えませんが、半分くらいの子が昼食時に帰宅していました。

 

 

そして、これまたびっくり!

この12時〜13時は先生の休憩時間でもあるので、学校に残る子の親は、少額ですがお金を払わなければいけないということも聞きました。

 

子どもを見る担当の先生以外はこの時間にしっかりと休憩をとります。職員室では先生同士のリラックスした会話がたくさん聞こえてきます。休憩時は職員室に戻り、自分の時間や先生同士で話す時間を確保されていたことは3カ国ともに言えることでした。

 

 

 

最後に、

 

フィンランドでは学校給食が無料で、ある程度の栄養も保証されており魅力的に感じる部分もありましたが、3つの国を見て、日本の学校給食の優れている点に改めて気づかされます。

 

 

全国で無料になってほしいとの声もありますが、栄養士さんがバッチリの栄養満点メニューを考え、色んなもの(季節にちなんだメニューや郷土料理も)が食べられる日本の給食は世界でもトップレベルだと感じました。値段が200円程度なのも世界的に見て破格です。

 

 

海外に刺激を受けるだけでなく、日本にもアンテナを張り、優れている点や今後も残すべき点にも気づけるよう、今後も視察を頑張ります!

 

ではでは!!