次世代リーダーを育むグリーンスクール、学校で掲げられている9つの目標スキルとは?
こんにちは!
しげりこです!!
今日から2ヶ月間、友人とシェアハウスをすることになりました!
今日の出来事や感じたこと、明日やりたいこと、嬉しかったこと、学びのシェアなど、想いを共有し、学び合えるようなあたたかいお家になればと思います。
新生活が楽しみでなりません!!!
さて、遅くなってしまいましたが、今回もグリーンスクールレポートの続きです。
前回の記事はこちら!
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グリーンスクールは社会をよりよく変えていく次世代リーダーを輩出しよう、未来を大きく変えていこうという強い意志のもとに作られました。
地球に優しい世界を提唱し、グリーンスクールを設立したジョン・ハーディ氏のTEDプレゼンはこちら!
わたしがグリーンスクールに足を運びたい!!!と思うきっかけになった動画です。
13分ほどなので、お時間あるときにぜひ見てみてください (^^)
さて、それでは本題!!
グリーンスクールでは、言う・考えるだけではなく、実際に行動に移せるような子ども・生徒を育てるために、9つの目標スキルが掲げられています。
学校の教室に堂々と掲げられていました。
今回はこれらのスキルについて書いてみました。
①Think Creatively -Be original. Be imaginative.
創造的に考えることを大切にする。
問題の解決策を直感的に見つける。
自分の強みに働きかけて、異なる思考戦略を考える。
好奇心旺盛に質問する。
②Activate -Feel empowered and empower others. Take Action. Make a difference.
リーダーは知識を行動に移す。
信頼を築き、目標を達成するために他社に力・権限を与えること。全てを自分1人でやろうとしないこと。
立場をとり、率先し、リスクを取り、そして責任を取ることによって行動を起こす。
③Adapt -Bend like bamboo
竹がしなるように、予測不可能な状況に積極的に対処する。
失敗を受け入れて学ぶ。
④Think Critically -Dig deeper. Ask why. Make connections.
深く掘り下げて、なぜ?を考える。
仮説検証したり、データを分析したり、なんでも信じ込むことなく懐疑的な質問をしたり、逆パターンを考える。
⑤Be Aware -Look within. Figure yourself out.
自分を知る。
自分がどのように学び、生涯学習への情熱を維持するのか理解する。
地域と世界の両方でマインドフルネスになり、実践すること。
⑥Collaborate -Confident alone. Stronger together. Find your way.
自分の役割を見つけて、協力してチームの一員になる。
たとえ1人で動くことになったとしても、自分の役割を全体的に見つけ、目標に対する責任を分かち合う複数の視点を考える。
⑦Think in Systems -Step back and see the whole picture
全体を部分の集まりとしてみる。
人間と自然のシステムの相互作用がどのように影響しているのか考える。
⑧Communicate -Process, organize, and coherently express ideas
アイデアを整理して表現する。
目的、対象者、内容を検討して話す力を身につける。
⑨Solve Problems -Figure it out. Go for it.
問題を発見し、解決に導くための目標を決める。
達成するまでのプロセスを考え、実施計画を立てる。
時間の優先順位と管理も行う。
ここまで学校で詳細に掲げられているものをわたしは他に見たことがありませんでした。どれもこれからを生きる、次世代を創っていくのに必要なスキル。
プロジェクトや授業の中で、子ども・生徒たちはこれら9つのスキルを培っています。
また、グリーンスクールにはすべての決定の根底にある3つの単純なルールがあります。
それは、
地域に根ざし、
あなたの環境を自身でガイドし、
あなたの行動が孫にどのような影響を与えるのかを考える
よってグリーンスクールでは、未来を見据え、環境に配慮したプロジェクトがいくつも生まれています。
リゾート地バリ島には焼却炉がなく、空港近くの埋立地にゴミがただ積まれているといいます。
そこで、実際にグリーンスクールから周辺の地域を巻き込んだリサイクルプログラムを始めたり、廃食油で走るバイオバスを生徒が発案し、形にしたりしています。
実際に上の写真では、これらのゴミが分解されるのにかかる時間を明記し、ゴミ自体を減らしたり、リサイクルしたりする意識づけを生徒主体で行なっています。
また、わたしが訪れた際、見学させていただいた教室の一つにイノベーションハブがありますが、ここでは3Dプリンターやレーザーカッターがあり、生徒たちが使えるようになっています。
グリーンスクールでは、「考える」で終わることなく、実際に手を動かして「形にする」までできるようになっています。
学校案内をしてくれたしいなちゃんが、リップを開発した話も前回書かせていただきました。
こんなことができたらいいな〜と、考えるだけで終わってしまいそうなことをどこまで行動できるか。誰しもモチベーションなしに行動することはできません。なので、スキル⑤でもあったように、本当に自分がやりたいことなのか、自分と向き合う時間も生まれてきそうです。
グリーンスクールは一見完成されている壮大な建物ですが、子どもたちがよりよくしていけるだけの「余白」があるように感じました。カリキュラム上、選択幅が大きかったり、プロジェクトを立ち上げたりできる共に創る・共に歩むことができる点が、大きな学びへのモチベーションになっているのかと。
そして、最後に1つ。
「教室」と書きましたが、このグリーンスクールには壁がありません。
人間は常に自然と関わり、影響を受けて生きています。
それを肌で感じるために「外と教室」を分断しないように。
そして、大雨の時にはどうするか、みんなが安全に過ごすために何ができるか。
子どもたちに考えさせたりもしているのかなぁ、と感じました。
今回はここまでです。
明日から、塾でのプロジェクト型学習のお手伝いをさせていただきます。
第一弾テーマはリサイクル!
グリーンスクールに学び、手を動かしながら子どもと楽しんでいけたらと思います!
それでは!!
p.s
もっとこんな内容が知りたい!や、グリーンスクールに限らず、デンマーク・オランダ・フィンランドについての〇〇が気になる!!
などありましたら、ぜひ気軽にコメントください(^_^)