私の壮絶な1週間、見えない明日をどう生きる?
こんにちは!しげりこです。
私の壮絶な1週間の続きです!!
※ 前回までの日々はこちら↓↓
今回はフォルケのみんなとお別れした次の日から、私がどう過ごしていたかを書きます。
10月20日(土)
早朝の5時に起きて、ビレッジを出る準備をします。辺りは真っ暗。
フォルケのみんなは、ベルリン行きの飛行機の時間が迫っているため、6時45分のフェリーに乗船します。
さらばSamsø島よ!
この日、私はある約束をしていました。
そう、チボリ公園(コペンハーゲンにある遊園地)に行く約束です。
フィンランドのYOKOSOプロジェクト
高校生主体の学校イベント、YOKOSOプロジェクトに参加! - shigerico blog
で出会った日本からの留学生が、デンマークに旅行で来ているとのことで、誘ってくれました。
こんな時こそ、1日思いっきり遊んでみよう精神!!
チボリ公園は色々カオスで、ツッコミどころ満載で、それはもう楽しかったです。朝から夜まで、12時間くらい滞在したかなぁ〜。
近々、チボリ公園ブログ書きます(笑)
その日は彼女と同じホステルに泊まりましたが、早朝のフライトでフィンランドへ戻るとのこと。お互いの部屋は違ったので、おやすみとともに別れを告げます。
10月21日(日)
さて、私は明日からどうしよう。
旅人のように、自由に気の向くままに新しい土地へ行ってしまおうかと何度も考えましたが、
やっぱり私は学校現場を見たい。
その気持ちが心に強くありました。もしイギリスに行けていたとしても、デンマークには12月に帰ってきて、ツアーでは分かりきれなかった部分を再度探求したいと考えていました。フィンランドに1ヶ月いて、1日の訪問ではまるで分からないことがたくさんあったからです。
デンマークに帰ってくるのが少し早まっただけ。やることは変わらないはず。
自由に旅立ちたい想いはすぐに消えました。
実は先週、フォルケのみんなとの修学旅行前に、3つの学校へ訪問させていただけないかのメールしていました。(ただ、前回の投稿でも述べたように学校には秋休みがあるので、返事を期待できるのは月曜日以降です。)
ひとまず、2日分のホテルを予約し、明日からの計画を練ります。明日は学校休みが明け、メールの返信が期待できる月曜日!もし返事かなかった時のことを想定し、さらに範囲を広げて小学校をリストアップしました。
また、コペンハーゲンで外食すると、昼は2000円、夜は4000円とお財布が耐えられません。スーパーでパンとハムとタマゴサラダを買い、サンドウィッチを作って生き延びます。40円のバナナにも毎日助けられています。
10月22日(月)
そんな長い日曜日の夜が明け、月曜日!!
この日はビザの申請をしに移民局へ行きました。
ここも話すとややこしいのですが、イギリスに行けなかったため、シェンゲン協定の滞在が3ヶ月を超えてしまうので急遽、必要になったビザです。もしビザが早く下りれば当初予定していた12月末まで、遅ければ11月末には日本へ帰国という形になりそうです。
かなりの例外ケースでびびっていたのですが、すんなり書類を受け取っていただけました。あとは返事を待つのみです。ここはもう神頼み。どうなるのか、帰国日。
ビザに関しては散々だったので、もうしばらく考えたくありません(笑)
そして、期待している学校からの返事。
メールは、来ない。
昼を過ぎても、来ない。。。
あまりたくさんに送ると、もし多く返事がきたときに断る形となってしまって申し訳ないと考えていましたが、そんなことはもう言っていられません。
さらに8つの学校へメールをしました。
送ったメールが悪かったのかと振り返り、メールの内容は時間がなくても読めるように簡潔に。
でも自分がどんな人かを知ってもらうために、訪問することへの想いや今までの活動を書いたプロフィールを写真付きで1枚にまとめて添付しました。
まさにPDCA!!おりゃああ。
根気強く、返事を待ちます。
10月23日(火)
携帯の通知音に瞬時に反応してしまうほどの期待も虚しく、学校からの返事はありません。
ホステルで出会った旅人の方が、そんな私を見て「焦っても仕方ないよ〜、なるようになるさ」と言ってくださりました。
確かになぁ、と頷きつつも、
明日からどうしよう、、、
またそんな不安が頭を過ぎります。
今日と明日のホステルをまた予約しました。何もできず、お金だけが消えて行く日々、、、。
居ても立ってもいられなくなり、4枚ほどのスライドでプレゼンを作りました。
学校に突撃訪問するためです。
デンマークツアーの時にも、突撃でインタビューはしていました。でも今は1人で、インタビューよりハードル高く感じられる授業見学の依頼。インタビューの時に、立ち入るべきではないと追い出されてしまった経験も思い出します。あの時の英語が得意な友達もいません。
何とか短い時間で伝わるように、即席ながらにも想いを込めたスライドを ipad に送り、(この時はじめて持ってきて良かったと思った)いざ学校へ。
校門をくぐる時は、いいのか、、、と、かなりビビりましたが、近くにいる先生に話しかけては上の先生へと快く繋いでいただくことができました。
どの先生も私のスライドを頷きながら聴いてくださりました。
スライド作戦はかなりの手応え!!
そんな中での実際の結果を書いていきます。どきどき、、、。
学校①
ある女の先生:「私では分からないから、校長先生に聞いてみて。二階の真ん中あたりに部屋があるわ。」
二階に移動し、校長先生の元に行く。
ここで私のスライドを見せる間もなく、
校長先生:「アポイントは取っているのかしら?」
私:「先週メールを送らせていただきました。」
校長先生:「返事は?」
私:「まだいただいていません。」
校長先生:「それでは難しいです。どうしてもというなら再度メールを送ってください。」
メールの返事がないからここに来たのだが、、、という心の声も虚しく、威厳とした校長先生の態度には敵いませんでした。
学校②
ある男の先生:スライドを見て「あなたのために授業を見せることはできると思うよ!校長先生に聞いてみるから待ってね!」
校長先生の元へ。
校長先生:「アポイントは取っているのかしら?」
私:「先週メールを送らせていただきました。」
校長先生:「今週すぐにというのは無理だけれど、来週なら先生とも調整できるかもしれないわ。再度メールしてくれる?」
私:「はい!!!!!!!!!」
歓喜でした。
やはり、メールではなく足を運んで話をするのが圧倒的に早いです。
しかし、今週はまだ水、木、金と3日間もある。未だに、明日をどう生きるか状態。
あと1つだけ行ってみようと決めて、もう1つ近くにある学校へ向けて歩きました。
学校③
校長先生に聞かないと決められないものだと察していたので、はじめから校長先生はどこにいるのかを聞きます。校長室につくと、にこやかな校長先生と目が合いました。ビビるわたしに対して、先生は初対面なのにめちゃくちゃ歓迎モード。
私:「入ってもいいですか?」
校長先生:「もちろん。初めまして!(握手をする)お名前は?」
私:名前を言うとともに、スライドを見せながら自分が何者かを話す。
校長先生:「今日はもう先生が帰ってしまって授業見学の相談ができないけれど、明後日はどうかしら?明日は少しイレギュラーな予定だから、あなたが来ることは難しいわ。」
私:「明後日、行ってもいいのですか!?」
校長先生:「ええ。もし見たい授業や学年があれば、また木曜日に言ってね。」
何ということでしょう。あれだけメールを送り、悩んだ日々が嘘のようです。
こうして、本日の私なりのアクションは幕を閉じました。
明日は、木曜日の学校訪問に備えて再度デンマークの教育について調べたり、知りたいことを改めて考えたりするようにしたいです。
せっかくだから、ニューハウンの絵も描きに行こうかなぁ〜。
行く先があるだけで、こんなにも顔を上げて歩けるようになるんだと実感した1日でした。
そして、こんなに素敵な街にいま自分はいるんだと。
この3日間見ていたはずなのに。3日間の中で1番曇り空なのに。
今日の景色はどこか明るく感じられました。
引き続き、私らしく頑張ります!!