shigerico blog

北欧を中心に、幸せな生き方と教育の在り方を探求する旅をしていました。現地で見て、聞いて、感じた学びを発信しています。共に学び、応援し合えるごちゃまぜ共創空間をつくりたい!

散歩は森の中!?フィンランド、イーサルミでの生活

 
 
こんにちは!
フィンランド、イーサルミでの学校インターンとホームステイを始めてから1週間がたちました。
 
今日はフィンランド家族の1日の過ごし方について書きたいと思います。
 
 
 
1.  イーサルミってどんな場所?
 

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ヘルシンキから電車で5時間半
約2万2000人が住む小さな地域です。(ちなみにフィンランドの全体の人口は約550万人)
 
駅の近くはレストランやスーパーがありますが、少し車を走らせると湖や森が現れるのどかな地域です。
 

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2.  フィンランド家族の1日の過ごし方
 
AM6:00 
起床
子どももこの時間に起きます。
朝ごはんはパンにコーヒー。あとはプーロというフィンランド料理がたまに。
 
庭では鶏を飼っており、朝に卵があるか確認しにいきます。
 
子どもたちは父親でもわからない鶏の見分け方を知っていて、4匹それぞれの名前を教えてくれたのですが、私も違いが全くわかりませんでした。笑
「チキンッ!チキン〜!」と言いながら抱っこもします。かわいい、、、。
 

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とれた卵、大きさが様々です

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AM7:00 
母、父ともに仕事場へ。
このタイミングで、朝家を出るのが遅い方が子どもを幼稚園とプレスクールに送ります。
 
 
PM3:00
日によってまちまちですが、16時くらいまでには家族みんな家に帰ってきます。仕事終わりが早い方が子どもを迎えに。いつも両親で育児をうまく分担しているイメージ。
母は水曜日に自分のダンス教室も持っていました。
一階建てでリビングは広く、部屋にこもるのは寝る時のみ。家の中では、家族みんなの顔がいつも見えます。
 
 
PM5:00
夕食
ラザニアやチキン、パスタスープなど美味しいフィンランド料理をサラダと合わせていただきます。立派なオーブンがあるので、調理はではこれを主に使用。日本のようにフライパンで炒めるという行程は少なめ。
土曜日は一緒に作らせていただきました。
 

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そして、食卓の真ん中にはろうそく!フィンランドでもろうそく!
デンマークのヒュゲという言葉が思い出されます。
部屋の電気はつけず、外の明るさとろうそくの灯り。とても落ち着いた空間です。
 
 
PM7:30
子どもたちは早めに就寝。母、父は3人の子どもを寝かせつけるために寝室へ入ります。9月なのでこの時間でもまだ外は薄暗いです。さらに緯度が高い地域では、夏に太陽が沈まない白夜が見られます。
 
 
PM8:30
子どもが寝た後は、リビングでワインを飲んで映画を見たり。家の中にあるサウナで一息ゆったりしたり。夫婦での時間や、自分の時間もすごく大切にしています。
 

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家の横にはサウナで使う薪がたくさん



PM10:00
就寝
明日の仕事に備えてゆっくり休みます。
 
 
 
3.  休日のお出かけ、それは、、、
 
休日はこれに加えて普段スクールに行く時間を使い、散歩をします。
現在のフィンランドの気温は9℃、しっかりと防寒対策をして外へ。
 
 
そして、
「さあ、お出かけするわよ。」と出発し、1本道をぐんぐん進む。
 
辿り着いたのは、森の中。
 
 

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私のイメージでは、外に出るとなるとせめて遊具のある公園に行くのだろう思っていました。
 
何もない、誰もいない、森の中です。
あるのはキノコや、大きな石、フニャッと曲がった木。
時々、木漏れ日が差し込んでくれるそんな場所。
 

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遊具がなくても、子どもたちは自然と触れ合い、自ら遊び場に変えていきます。
デンマークの森のようちえんではありませんが、「こうして森の中で遊ぶことで子どもたちは学び、発見し、挑戦し、感性が育つのよと」母親は話してくれました。
1歳の子どもが転んだ時、いつでもすぐに手をかさず、自分で立ち上がるのを見守る母と父の姿が印象的でした。
 
 
 

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森で気に入った石を集めてお店やさんをしてくれます

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こちらは木で作るお家




 
 
ちなみに、全く遊具を使わないわけではなく、お庭にはブランコやトランポリン、部屋には体操選手が使うみたいなリングもあり、これらでもたくさん遊びます。
2つの輪っかで何通りも遊び方を見出せる子どもは天才です。
 
 

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まだ1週間ですが、温かい家族の元で幸せなゆったりとした日々を送っています。

 

今まで忙しいを理由に全く帰省していなかったのですが、帰国した際には、自分から家族との時間を作りたいと思えるそんな今日の午後でした。