幸福感を作り出す、デンマーク人の考え方
どうも、しげりこです!
デンマーク教育ツアーが終わりました。
全国から集まった30人で、デンマークでの7日間を過ごしました。本当にあっという間です。毎日の学びが多すぎて、まだまだ消化し切れていないのが現状です。
森のようちえんから始まり、フォルケスコーレ(小中学校)、ビジュアル気候センター、リサイクルセンター、フォルケホイスコーレ、ユースエージェンシー、国会議事堂、高齢者福祉施設を視察してきました。
チームごとの活動では、それぞれが検証したいことを日本から仮説立てて持ち込み、探求しました。最後のチームごとの学びのシェアでは、発表形式は自由でパワポや模造紙以外に音楽で学びを表現するチームもあり、デンマークらしさが溢れるひととき。実際の学校現場でも、学んだことの表現方法は自由だったりするそうです。
このツアーでは教育分野だけでなく、政治や福祉、人々の生活の在り方を知ることで見えてくるものがたくさんありました。
今回はざっくりと3つ。
①「リスペクト」「信頼」がデンマークの考えの基本
子ども大人関係なく、お互いを尊重し、認め合う雰囲気がデンマークにはあります。
親と子ども、政府と国民、それぞれに信頼関係があり、政治であれば何をしているか・どこにお金を使っているかの透明性が高いです。明確だからこそ、選挙の投票率は85%を超えているということもお聞きしました。電車に乗る際に、改札がないのも信頼があるから成り立っていることなのかもしれません。
②スタンダードがない
13歳で職業コースに通う生徒に出会いました。書いたり、読んだりする勉強より、手を使って作業することが好きだということからこのコースを選んだそうです。日本であれば、小学校を卒業したら中学校へ行き、中学校を卒業したら高校に行くということが基本になっていることから、この生徒との出会いは、知らないうちに形成されていた自分の中の当たり前を問い直させてくれました。
③子どもが大人を再教育する
「教える」はえらいことではなく、「教える」は「教えられる」ことでもあり、感謝すべきことだと言われています。
いつになっても学ぶ姿勢を忘れないデンマーク人の謙虚さを目にする瞬間も多かったです。訪れた小学校では、先生も子どもから学ぼうとする姿勢で対話をしていることが印象的でした。
ここまで書くと、いい面ばかりのように思えてしまうかもしれませんが、デンマークも完璧な国ではなく、問題もあります。両方を知ることですごく考えさせられた7日間でした。物事を俯瞰的に見ることを意識して、今後の更なる学びに変えていきたいです。
最後に、私はチームで何かに向かって進んでいる瞬間、達成した瞬間が大好きです。
昨夜、みんなでサークルになり、学んだこと・感じたこと・これからの自分のことをシェアする時間が忘れられません。みんなが自分のことを飾らずに等身大で話し、時には涙し、周りからは認め合える雰囲気があるってこの上なく心地よくて、素敵です。
ある出会いから、春から携わらせていただいたこのツアー。あるきっかけがあって集まった30人。本当に感謝!
デンマークそれぞれの施設での学びは少し落ち着いたら投稿します!では!!