shigerico blog

北欧を中心に、幸せな生き方と教育の在り方を探求する旅をしていました。現地で見て、聞いて、感じた学びを発信しています。共に学び、応援し合えるごちゃまぜ共創空間をつくりたい!

水曜日は1教科のみ!?デンマーク小学校のプロジェクトデーとは?

 
 
 
こんにちは!しげりこです。
 
無事にオランダに到着し、学校視察をさせていただいています。
フィンランドデンマークと視察を終え、残すはオランダの4週間のみになりました。
 
オランダでは、フィンランドと同様に観光客がほぼいない地域でのんびりと過ごしています。
 
 

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10月のフィンランドよりも暖かく、とても過ごしやすいです

 

 
 
さて、今日はデンマークのフォルケスコーレ(小中学校)で私が最も興味深く感じたプロジェクトデーについて。
 
 
遡ること2週間ほど前。
先日、私が視察依頼を学校にしに行ったのは火曜日でした。
 
 
 
校長先生:「明日は特別な時間割だから、いきなり受け入れるのは難しいわ。」
 
私:「???」
 
 
何をするのか、その時に詳しく聞くことはできませんでしたが、翌週に知ることができました。
 
 
 
そう、この学校、
 
 

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水曜日は1教科しか学習しないプロジェクトデーなのです!!!
 
 
なんて楽しそうな響き!!
これが本当に面白いです!!!
 
 
日本で1教科しか教えない日があると聞くと、
「子どもが退屈に感じてしまうのでは?」と思ってしまいそうです。担任の先生も授業にたくさんの仕掛けを作らないと子どもの集中力が続かない、、と負担に感じてしまうかもしれません。
 
 
では、それがデンマークではどう成り立ち、どう考えられているのか?
以下の項目で書いていきます。
 
 
 
 

① プロジェクトデーでは実際にどんなことをするの?

 

 私が視察させていただいた週の教科は「英語」でした。 

 

1日の流れは以下の通り。 

 

①英語で映画を観る。

(10月31日だったので、ハロウィンにちなんだアニメーションでした)

②登場人物についてグループでまとめる、感想を書く。

③グループで気に入ったシーンを選び、劇を作る。

(道具を作成し始めるグループも!!)   

 

 

まず朝一番、先生から今日1日をなるべく英語で過ごすようにとの指示。

そして、これが実際にできている小学5年生には驚きます。

 

先生の発言も全て英語でしたが、何をしていいかわからないと困る子どもはいませんでした。私が何をしているのかと子どもを見ていると、「今はこういうことをしているんだよ。」と子どもが丁寧に英語で説明してくれるほどです。 

 

 

どの先生や大人にデンマークの子どもが英語が話せる理由を聞いても、返ってくる答えは同じ。

「映画やテレビを英語で観るから。」

 

 

デンマークでは日本のように翻訳されている映画は比較的少なく、文字を読めるようになった頃から英語にデンマーク語の字幕で映画を観ることもしばしば。

これは、意識しないとほとんど英語に触れない日本との大きな違いかもしれません。  

 

そして最後の劇では、あのシーンだ!と子どもも先生も一緒になって盛り上がっていました。感想も時間が少ないながらに飛び交います。

前回のブログでも述べたように、教室の形が階段形式になっているため本物のシアターのような素敵な空間、時間でした!  

 

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他にも、先週はリサイクルセンターに行き、捨てられたものを集めて自分たちでリサイクルをして物を作ったと聞きました。環境について学ぶとともに技術の時間でもあります。まさに複合型学習です。

他にも、ゴミの分別を促すCMを作成するなど、活動は多岐に渡ります。   

 

 

 

 プロジェクトデーを可能にしている背景とは?

 
 
デンマークでは授業時間数は決められているのですが、それをどのように組むかが学校ごとに大きく異なります。まばらに時間割に組み込む学校もあれば、この学校のように1日にまとめて行う学校もあるということです。
 
 
また、子どもにどのような力をつけてほしいかの教育目標はあれど、その教え方は自由。教科書を使うもよし、パソコンを使うもよし、外に出て学ぶもよし。ここも学校や先生によって異なるポイントです。
 
 
さらに、先生が教科担任制であることも可能にしている背景かもしれません。
やはり、教科書通りに教えないことはメリットである一方で、授業内容を考える大変さを感じてしまう先生もいるかと思います。
これが2教科しか教えないとすればどうでしょう?水曜日は1クラス1教科なので、どのクラスにも被らない先生は1日フリーで、その時間は授業準備に充てられると言います。
 
 
 
また、レストランに行って厨房見学&お手伝いをするという家庭科のプロジェクトデーもあります。このように職業に触れられる機会がたくさん!デンマークでは社会がとても開かれており、そういった子どもの見学や体験を受け入れてくれる企業や店がとても多いとのこと。
なので、先生はアポ取りに負担を感じることはあまりないそうです。
 
 
 
 

 プロジェクトデーのメリットとは?

 
 
上でも述べたように、1つ目は丸一日授業準備に充てられる日ができるということ。
 
 
2つ目は、色んなアングルからその教科を探求できること。1時間の学習ではどうしても始めの時間が前の時間の復習となってしまいがち。その時間を撤廃することで、深いところまで、さらに違う視点から学ぶことができます。
 
 
3つ目は、何より楽しいこと
この学校では1年を通して、水曜日は1教科しか学習しないと決められています。時には出かけたり、時には学校内で体を動かしながら学んだり。こんな授業を私も受けてみたかったなぁ〜と感じました。
 
 
 

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子どもたちがこの日に仕上げたCMも見させていただきましたが、撮影から編集(テロップ入れや音楽など)、YouTubeにアップするところまで自分たちで行っていて、それもかなりのクオリティでした。
 
クラスの子たちに将来の夢を訪ねると、俳優、YouTuberと発言する子も!この授業が影響しているのかもしれません。
 
 
 
以上がプロジェクトデーに関するまとめでした (^^)
あくまでもデンマークの1つの学校での情報なので参考程度に。
 
 
ではまた!!
 
 
 
 

衝撃、デンマーク小学校の教室!そこで生まれる学び合いとは?

 
 
おはようございます。
 
時刻は朝の4時。外の気温は2度。
 
デンマークからオランダへと夜行バスで向かっています。
今はドイツ、ハンブルクマクドでかなり早めの朝食を食べながら、乗り換えのバスを待っています。
 
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コーヒーと新商品らしいピザマック。お値段は合わせて500円くらい。
 
 
 
少し時間のあるこの間に、デンマーク小学校での振り返りをしていきたいと思います。
 
 
私が視察に行かせていただいたのは、コペンハーゲンの中心地にあるフォルケスコーレ。フォルケスコーレとは小中一貫校であり、これが義務教育期間にあたります。
 
デンマークでは小学校と中学校がフォルケスコーレとして同じ敷地内にある形が大半で、約8割の子どもが小中一貫校に通っています。
 
 
 
朝は歩いて登校したり、自転車で登校したり、1〜2年生は親が自転車に子どもを乗せて送る姿も見られました。
 
 
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このように、前に子どもを乗せる箱がついている自転車。
ここからひょっこり顔を出している子どもたちはとても可愛いです(笑)
 
 
デンマークはパンケーキの国と呼ばれるほど、坂が少なく平らな国なので自転車を利用する人が本当に多い!!
通勤時間にあたる7時〜8時は自転車レースのように利用する人がたくさんいます。
 
 
その背景には、車の税金が半端なく高かったり、一方通行の道路が増えてきたり。
 
エコな社会を実現するシステムが年々進んできています。道路が制限されていることから、近い場所なら、車を使うより歩いた方が早いくらいです。
 
 
 
税制や、エコな社会づくりについて書き出すときりがないので今日はひとまずこの辺で。
 
 
 
早速学校の中に入って行きます!
 
 
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通常の教室はこんな感じ。これはイメージ通りでしょうか?
 
 
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机の並び方は各教室によって異なりました。
 
全ての教室にプロジェクターがあるのはもちろん、タッチパネル式になっているクラスもあり、授業では大活躍です。
 
 
 
中でも、衝撃を受けたのが5年生クラスの教室!
 
 
 
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一人ひとりの机と椅子がない!!!?
 
 
この教室で、なんと27人の子どもが学習します。
それぞれ段になっている椅子?階段?の好きなところに座ります。必要な時は写真下に見える3つの机を利用したり、木のボードを膝に置き、下敷きのようにしたりして書いていました。
 
1時間、ノートやペンを使わず、子どもと先生の対話だけで完結する授業もあります。
先生が前で説明して、問題演習に取りかかる多くの日本の授業とは大きな違いです。
 
 
「対話を大切に」
このことが目で見て実感できた瞬間でした。
 
お互いの顔を見合わせて、自分が楽なリラックスした体勢で。
挙手率がとても高く、常に教室では意見が飛び交います。
 
 
この学校では朝の会と言えるようなはっきりした時間はありませんが、毎朝ムードチェックがあります。
 
日本の小学校でいうと健康観察に近いのですが、体調の良し悪しだけでなく、気分も合わせて今日の自分を1〜10でみんなに伝えます。
その後には、その数字である理由も話します。
 
 
私が小学生の時は、
 
「〜さん」「はい、元気です」という具合。
 
 
 
「10です。昨日こんなことをして、こんなことがあって〜〜」という感じです。1人が話す時間の長さに驚きました。
 
もちろん何も言いたくないときは言わなくても構いません。それも気分の1つなのです。
 
 

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このように今日の気分を色で塗るクラスもありました。
 
みんなの今日の気分をクラス内で共有した上で、1日をスタートさせます。
 
 
 
そんなデンマーク。クラス替えは基本的になく、行く学校が変わらなければ1〜9年生まで同じクラスなんだとか。
新学期の変化と言えば、担任の先生が変わるくらいだそう。
 
 
さらに、教えるのは教科によって異なる先生。
先生1人につき、2〜3教科の専門を持っており、大学ではこの教科を重点的に勉強してきたと聞きました。
例えば、5.6年生の先生団で担当教科を分担し、2学年教えるといった感じです。
 
朝一番に来る先生や、昼食時に教室にいる先生も毎日違ったため、先生みんなで多くのクラスの子どもを見ている印象でした。
 
 
 
 
そして気になるデンマークの授業!
 
 
例えば、算数の時間が1日に3時間あったとします。そうすると、先生は教え方をその3時間で子どもたちが退屈しないように変えていました。他の教科も同様です。
 
 
算数1時間目:先生が説明し、グループになってノートでいくつか問題演習。
 
算数2時間目:動きを取り入れた学習。角度の単元だったので、立って目を瞑り、先生が言った角度分だけ回るアクティビティ。
 
算数3時間目スマホやパソコンを用いて動画を見て、そのままクイズ形式の問題演習をする学習。(どの子がどこまで動画を見たか、どこまで問題を解いたか、正解したかが先生のパソコンで分かるようになっています。)
 
 
「長い話だったり、同じような学習だったりすると一部の子どもは3分で違うことを始めちゃうからね〜」
 
と先生は話してくださりました。
 
 
授業を作る上で、変化を持たせることをとても大切にしているようです。
 
 
 
また、水曜日には、
1つの教科を丸1日使って学習するということがこの学校では決められています。この学習方法が本当に興味深かったので、こちらは次のブログで書こうと思います!!
 
 
また、フィンランドと同様に学習する場所は自由!
 
授業のはじめと終わりは教室に集まることが大半ですが、グループワークや個人での学習になると教室を出て行く子どももたくさんいます。
 
 
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階段の下にはこのような小さなお部屋も。
自ら集中して取り組める学習環境を選んでいます。
 
 
 
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別室で学習する際は、
 
青:今入っていいよ!
黄色:ノックしてから入っていいよ!
赤:作業中、集中している、今は入らないで!
 
ということを示せるものがドアに貼られていました。
 
 
静かに学習しなければならない時間は一切なく、個人の学習でも友達と教えあって取り組んでいたのが印象的。
 
 
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これは担任の先生が大事にしている各学年ごとに決めた目標です。
 
上から、
 
5年生:MOD(自発的に行動する)
4年生:REFLECTION(考える)
3年生:VEDHOLDENHED(根気・最後までやり遂げる)
2年生:UMAGE(努力)
1年生:SAMARBEJDE(連携・協力)
 
 
1年生で1番に協力することを学び、日々の中で話し合い、学び合うことが大切にされていました!
 
 
 
今回書いたことは1つの学校で見たことなので、これがデンマーク教育だ!とは言えませんが、少しでも参考になればと思います。
 
 
今後も発信します!
では、オランダへ向けてあと4時間半。行ってきま〜す!
 
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あのディズニーランドのモデルになった!?デンマークの遊園地、チボリ公園に行ってきた!!

 

 

こんにちは!

今日はデンマークの学校訪問1日目でした。

おとといの午後、突然訪問した私を快く受け入れてくれる学校の柔軟さ、、、本当に感謝です。

またこちらは別記事で書くとして。

 

 

今回は、デンマークの人気な観光スポットでもある遊園地、チボリ公園に行った時のことを書きます!

遊園地って日本とそんなに変わらないんじゃないの?と思うかもしれませんが、これまたカオスな乗り物がたくさんでした。

 

12時間ほど滞在して、とても楽しむことができました。

では、紹介していきまーす!!

 

 

チボリ公園とは?

 

コペンハーゲン中央駅(日本でいう東京駅や新宿駅のような都心の駅です!)からなんと歩いていくことができます!

私が泊まっていたホステルからも徒歩15分ほどで到着しました。

 

そして、ウォルト・ディズニーチボリ公園のゆったりしながらも楽しめる雰囲気に惹かれ、ディズニーランドを手がける際のモデルにしたそうです!!

 

そんなたくさん夢が詰まった遊園地、入る前からとてもワクワクしていました!

 

 

入場料は120DKK(2000円ちょい)

平日は110DKKと少し安いようです。

きっとたくさん乗るだろうと、乗り物フリーパスも入り口で購入しました。こちらは230DKK(4000円くらい)

合わせて、6000円ほどで1日思いっきり遊ぶことができます!

 

そして驚いたのは、24時まで営業しているということ!(平日は23時)

朝は11時からと少し遅めですが、これだけの時間中にいることができてこの値段はかなりお得に感じました。

 

 

 

チボリ公園、中に入ると、、、

 

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訪れたのが10月中旬ということもあり、入口からすっかりハロウィンモード。

 

 

 

さらに中を進んで行くと、、、

 

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かぼちゃ

 

 

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かぼちゃ!

 

 

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かぼちゃーーー!!!

 

 

 

一体園内にはいくつあるのでしょう。

1万個は余裕で超えている気がします。視界にかぼちゃが入らないカットがまずありません。

 

 

チボリ公園の営業は基本的に夏期が主で、ハロウィンやクリスマスは限定営業だそうです。なので夏期営業が終わった休みの間に、大量のかぼちゃセットをしているのかと想像してしまいました(笑)

 

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今年は10月12日〜11月4日がハロウィン営業のようです

 

これを思えば、ディズニーランドは1年間休園日を設けずに、シーズンごとに違った楽しみを与えてくれるのだから本当にすごいです。(一体いつ準備をしているのだろう、、、)

 

 

 

チボリ公園のカオスな乗り物

 

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園内には乗り物がたくさんあり、

絶叫レベルは、ディズニーランド < ディズニーシー < チボリ公園長島スパーランド といった感じです(笑)

 

並ぶ時間は長くても30分ほど。ほぼ全ての乗り物に乗れたのではないかと思います。

 

 

 

衝撃乗り物 ① 6周するコースター

 

1周目「かわいい乗り物だ〜、いぇ〜い!!」

2週目「短いから2週してくれるんだ!ふぅ〜⤴︎⤴︎」

3週目「すごい!サービスいいなぁ〜」

4週目「おおお!まだ行くのか!!!」

5週目「ええええええええええええ!!!!!????」

6週目「、、、、、(笑)」

 

写真がないのがかなり残念です。でも確かに6周しました。1周は20秒くらいの超ミニコースターです。

 

 

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このコースターも3周しました。

チボリ公園の乗り物の特徴は「もういいよ!めっちゃ楽しめたよ!十分だよ!」と思うくらいまで、1回の運行が長いことです。

 

コースが短ければ、もう一周すればいい!という要領です。

 

日本だと、「もう終わりかー、もう1回乗りたい!」と思うことが多いのですが、全ての乗り物でとても満足することができました。

 

また、このコースター、人が真ん中に立って運行しています。かなり危ない、、(笑)

絶叫レベルはビックサンダー・マウンテン(ディズニーランドにあるコースター)くらいですが、今から落ちるよ!のサインを出しながら本人はコースターの真ん中で立って楽しんでいました。

 

きゃー!と叫ぶのではなく、「危ない、危ない!!」と叫んでしまいました(笑)

どこまでもカオスです、、、

 

 

 

衝撃乗り物 ② 自力のフリーフォール

 

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その正体がこちら。

自分で登り、自分で離すと落ちる仕組みです。

 

 

これが結構しんどい(笑)

 

手の力をつけるトレーニングをしているかのようでした。子どもには大人気です!

 

ちなみに、私は知らなかったのですが日本のレゴランドにもこの乗り物があるそうなので、気になる方はぜひ挑戦して見てください♩

 

 

 

衝撃乗り物 ③ 高速観覧車

日本の観覧車のイメージでは1周を5分ほどかけてゆっくりまわるイメージですよね。

でもデンマークでは違います。

高速でこれまた何周も回ります!(覚えていません、、)

 

はじめに、

少し回しては入れ替わり、少し回しては入れ替わりと前回乗っていた人とチェンジします。全員が入れ替わると、

 

まわるまわる〜〜

 

 

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左に見えているのが観覧車。こちらもバッチリ、ハロウィン仕様です!

 

窓がなく、定員が4人であることから他の人と乗り合わせもする観覧車。

プライベート空間にもならないほど、風を直に受け、どんどん回ります。

 

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それほど高さはないですが、夜に乗ったのは大正解!

園内のイルミネーションを見渡すことができました!!

 

 

ちなみに、

 

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写真を撮ることはできませんが、この空中ブランコからの眺めは本当に最高です!

コペンハーゲンの夜の景色を一望することができました。

ただ、寒すぎた問題があるので、こればかりは夏をお勧めします(笑)

 

 

 

個人的ベストオブ怖い乗り物!

 

それがこちら。

 

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飛行機をイメージした乗り物。円を描くように高速で回ります。飛行機部分もさらに回るので自分がどこを向いているのかは分かりません。

 

「もういいって〜〜〜」と叫んでしまうほど何周もぐるぐる振り回され、お腹が潰されるか、呼吸ができなくなるかと思いました。かなり激しかったです。そして、こちらもコペンハーゲンをわりと一望できます。この街は自転車が多いなぁと感じるほどのわずかな余裕はありました(笑)

 

 

 

チボリ公園のショー

 

あたりが暗くなり始めると、1時間おきに噴水ショーが始まります。

全部で5回ほど見るチャンスがあるために、ショーのために何分も前からスタンバイするということはありませんでした。

 

 

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土曜日にも関わらず、10分前に行っても最前列で見ることができました。

 

音楽 × 光 × 水 の噴水ショーです。

それほど派手ではありませんが、きれいでうっとりしてしまいました。

 

 

ちなみにですが、チボリ公園!!

外との境にはフェンスで仕切られているだけなので、外からでもその気になれば噴水ショーを見ることができます(笑)

 

ディズニーランドでは現実世界を見えないように、夢の世界に来てもらえるようにと設計を工夫しているのに対して、チボリ公園はバリバリ外からも中からもお互いの景色を見ることができました。

 

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チボリ公園の外から撮影した景色



本当に街のど真ん中にあり、アトラクションがきらびやかに輝いています。

 

子どもも、大人も、一日中楽しめるチボリ公園

デンマークに来た際はぜひ足を運んで見てください!(^o^)

 

 

ではでは〜〜!!

 

 

 

 

フォルケホイスコーレの修学旅行!

 

 

こんにちは!

今日はフォルケホイスコーレの修学旅行について書きたいと思います。

 

フォルケについてはこちらの記事で書いているので、気になる方はぜひ見てください!

 

shigerico.hatenablog.com

 

今回私が合流させていただいたのは、Krogerup Højskole(クローロップ ホイスコーレ)のインターナショナルコースの皆さんのところでした。

※上の記事、ツアーで訪問した学校とは別の学校です。

 

英語で授業が受けられるフォルケホイスコーレはデンマークの中でも数少ないため、日本から来ている人がたくさんいました。

 

なぜフォルケに来たのかの理由を尋ねると、

 

・国際コースに興味があって

・仕事の切り替えに

・一度は就活をしたが、改めて自分を見直したい

・休暇

・英語の練習

など、理由とともにそれぞれのバックグラウンドを話してくれました。

 

 

修学旅行の日程はこんな感じ。

 

デンマークエコビレッジデンマークのサムソ島 → ベルリン

 

私が行かせていただいたサムソ島だけかなりボリューム多めになってしまいましたが、下記で詳しく述べていきます!

 

 

それでは、フォルケホイスコーレの修学旅行始まりまーす!!

 

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3日間:デンマークエコビレッジ

ここでは働く代わりに、ご飯と宿泊をすることができます。

畑を耕したり、自転車を修理したり、調理をしたり、業務内容は様々。エコビレッジとは、持続可能なまちづくりをするコミュニティであり、そこに住む人は自給自足で生活をしています。今回の修学旅行の一環となっているように、ゲストワーカーの受け入れも行っているようです。

 

3日間:Samsø島

 

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この島の1日目の夜に、私はフォルケのみんなと合流させていただきました。

サムソ島は、100%自然エネルギーによってエネルギー需要を賄う地域として知られている島です。

 

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自転車をこいでいると風力発電がたくさん見られました。

 

この島ではスタディーツアーのように施設を訪問し、話を伺う機会がたくさん。サムソ島の持続可能な生活の秘訣についてや、サムソ島が抱える問題などをお聞きましました。

 

中でも驚いたのがこれ!

 

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島の暖房の多くが、麦わらを利用した自然エネルギーで賄われているそうです。施設内では、同じ重量で束ねられた麦わらが山積みにされ、別の部屋で焼却されていました。

 

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また、みんなで自分の意見を話し合う時間も。真ん中に置かれた瓶をとった人が話します。あくまでも自分のタイミングで。強制されることはありません。

 

そして夜。

買い物グループ、調理グループ、片付けグループなど日替わりでグループが別れており分担して食事の準備・片付けを行います。

 

それぞれの国の料理を振舞って、食べる前に紹介していました。

作ってくれた人に、自然なありがとうの気持ちが生まれます。

 

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キャンドルを灯し、落ち着きがありながらもとても楽しい雰囲気。そして久しぶりの白米に感動するわたし。みんなで作り、みんなで食べるご飯は本当に美味しかった。

 

 

そしてサムソ島最終日の夜に少しの揉め事が。

先生が紙のお題を1枚引いてスピーチをするアクティビティを提案し、みんなが参加します。しかし、次の日が5時起きととても早いことからお皿洗いを始めた人が1人。

 

先生がはじめに注意しましたが、みんなは先生の気持ちは理解していることを伝えた上で、明日の朝が早いこと・アクティビティを始めるのが遅かったのではないかと話し、不満に思っていたことも伝え合います。

 

まさにこの話し合いを見ていて思ったのが、ツアーで学んだ先生と生徒が「対等」という関係。先生が言っているから正しい、なんてことはありません。

しかし、ここでのポイントは、あくまでも意見を押し通すのではなく、それぞれの気持ちを掴み取りながらクラスがより良くなる方向をみんなが目指しているということ。

 

最後はお互いに分かり合い、先生と生徒が抱き合っていた場面が印象的です。

 

 

4日間:ドイツのベルリン

おまけみたいになってしまいましたが、、、(笑)

 

ここでは他の学校の学生さんと交流する時間もあるのだとか。詳しくは行っていないので分かりません!!移動した日と次の日はフリータイムで、各自好きなところを訪れていたようです。

 

 

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以上、10日間の修学旅行でした!

 

この修学旅行を境として、フォルケには前期と後期があり、取る科目などが変わるそうです。前期の授業を懐かしむ人や、修学旅行明けの新たに始まる授業を心待ちにしている人がたくさんいました。

 

 

また、この修学旅行ではそれぞれが検証したいことをプロジェクトに掲げ、施設の人や街の人にインタビューをする姿も見られました。興味ある分野でチームを組み、修学旅行後にはプロジェクトのプレゼン発表もあるようです。ぜひ、日程が合えば見にいきたいです!

 

最後に、、、

フォルケのみんなと過ごし、色んな話を聞くことができました。

・授業終了後の20時から様々なイベントが行われること。

・ダンスパーティーや服を1枚ずつ脱いでいくゲームが学校内で開催されること。

・北海道地震が起きた時には学校内で募金を行い、30万円集めたこと。

・募金のお返しには日本から来ている人たちでお寿司を作り、お礼として振舞ったこと。

 

 

予想以上に生徒が主体となり、学校を動かしているイメージがもてました。

こんなことやりたい!と言えば、いいね!と言ってすぐに仲間が集まり実行できる環境にあるのもフォルケのいいところの1つであるように感じます。

 

 

フォルケの皆さん、2日間ありがとうございました!Mange tak!

 

 

 

私の壮絶な1週間、見えない明日をどう生きる?

 

 

こんにちは!しげりこです。

 

私の壮絶な1週間の続きです!!

 

※ 前回までの日々はこちら↓↓

shigerico.hatenablog.com

 

 

今回はフォルケのみんなとお別れした次の日から、私がどう過ごしていたかを書きます。

 

 

10月20日(土)

早朝の5時に起きて、ビレッジを出る準備をします。辺りは真っ暗。

フォルケのみんなは、ベルリン行きの飛行機の時間が迫っているため、6時45分のフェリーに乗船します。

 

さらばSamsø島よ!

 

 

この日、私はある約束をしていました。

 

そう、チボリ公園コペンハーゲンにある遊園地)に行く約束です。

フィンランドのYOKOSOプロジェクト

高校生主体の学校イベント、YOKOSOプロジェクトに参加! - shigerico blog

で出会った日本からの留学生が、デンマークに旅行で来ているとのことで、誘ってくれました。

 

こんな時こそ、1日思いっきり遊んでみよう精神!!

 

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チボリ公園は色々カオスで、ツッコミどころ満載で、それはもう楽しかったです。朝から夜まで、12時間くらい滞在したかなぁ〜。

近々、チボリ公園ブログ書きます(笑)

 

その日は彼女と同じホステルに泊まりましたが、早朝のフライトでフィンランドへ戻るとのこと。お互いの部屋は違ったので、おやすみとともに別れを告げます。

 

 

 

10月21日(日)

 

さて、私は明日からどうしよう。

 

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旅人のように、自由に気の向くままに新しい土地へ行ってしまおうかと何度も考えましたが、

 

 

やっぱり私は学校現場を見たい。

 

 

 

その気持ちが心に強くありました。もしイギリスに行けていたとしても、デンマークには12月に帰ってきて、ツアーでは分かりきれなかった部分を再度探求したいと考えていました。フィンランドに1ヶ月いて、1日の訪問ではまるで分からないことがたくさんあったからです。

 

デンマークに帰ってくるのが少し早まっただけ。やることは変わらないはず。

 

自由に旅立ちたい想いはすぐに消えました。

 

実は先週、フォルケのみんなとの修学旅行前に、3つの学校へ訪問させていただけないかのメールしていました。(ただ、前回の投稿でも述べたように学校には秋休みがあるので、返事を期待できるのは月曜日以降です。)

 

ひとまず、2日分のホテルを予約し、明日からの計画を練ります。明日は学校休みが明け、メールの返信が期待できる月曜日!もし返事かなかった時のことを想定し、さらに範囲を広げて小学校をリストアップしました。

 

また、コペンハーゲンで外食すると、昼は2000円、夜は4000円とお財布が耐えられません。スーパーでパンとハムとタマゴサラダを買い、サンドウィッチを作って生き延びます。40円のバナナにも毎日助けられています。

 

 

 

10月22日(月)

 

そんな長い日曜日の夜が明け、月曜日!!

 

この日はビザの申請をしに移民局へ行きました。

ここも話すとややこしいのですが、イギリスに行けなかったため、シェンゲン協定の滞在が3ヶ月を超えてしまうので急遽、必要になったビザです。もしビザが早く下りれば当初予定していた12月末まで、遅ければ11月末には日本へ帰国という形になりそうです。

かなりの例外ケースでびびっていたのですが、すんなり書類を受け取っていただけました。あとは返事を待つのみです。ここはもう神頼み。どうなるのか、帰国日。

 

ビザに関しては散々だったので、もうしばらく考えたくありません(笑)

 

 

そして、期待している学校からの返事。

 

メールは、来ない。

 

昼を過ぎても、来ない。。。

 

あまりたくさんに送ると、もし多く返事がきたときに断る形となってしまって申し訳ないと考えていましたが、そんなことはもう言っていられません。

 

さらに8つの学校へメールをしました。

 

 

送ったメールが悪かったのかと振り返り、メールの内容は時間がなくても読めるように簡潔に。

でも自分がどんな人かを知ってもらうために、訪問することへの想いや今までの活動を書いたプロフィールを写真付きで1枚にまとめて添付しました。

 

 

まさにPDCA!!おりゃああ。

 

根気強く、返事を待ちます。

 

 

 

10月23日(火)

 

携帯の通知音に瞬時に反応してしまうほどの期待も虚しく、学校からの返事はありません。

ホステルで出会った旅人の方が、そんな私を見て「焦っても仕方ないよ〜、なるようになるさ」と言ってくださりました。

 

確かになぁ、と頷きつつも、

明日からどうしよう、、、

 

またそんな不安が頭を過ぎります。

今日と明日のホステルをまた予約しました。何もできず、お金だけが消えて行く日々、、、。

 

 

居ても立ってもいられなくなり、4枚ほどのスライドでプレゼンを作りました。

学校に突撃訪問するためです。

デンマークツアーの時にも、突撃でインタビューはしていました。でも今は1人で、インタビューよりハードル高く感じられる授業見学の依頼。インタビューの時に、立ち入るべきではないと追い出されてしまった経験も思い出します。あの時の英語が得意な友達もいません。

 

何とか短い時間で伝わるように、即席ながらにも想いを込めたスライドを ipad に送り、(この時はじめて持ってきて良かったと思った)いざ学校へ。

 

校門をくぐる時は、いいのか、、、と、かなりビビりましたが、近くにいる先生に話しかけては上の先生へと快く繋いでいただくことができました。

どの先生も私のスライドを頷きながら聴いてくださりました。

 

 

スライド作戦はかなりの手応え!!

 

そんな中での実際の結果を書いていきます。どきどき、、、。

 

 

 

学校①

ある女の先生:「私では分からないから、校長先生に聞いてみて。二階の真ん中あたりに部屋があるわ。」

 

二階に移動し、校長先生の元に行く。

ここで私のスライドを見せる間もなく、

 

校長先生:「アポイントは取っているのかしら?」

私:「先週メールを送らせていただきました。」

校長先生:「返事は?」

私:「まだいただいていません。」

校長先生:「それでは難しいです。どうしてもというなら再度メールを送ってください。」

 

メールの返事がないからここに来たのだが、、、という心の声も虚しく、威厳とした校長先生の態度には敵いませんでした。

 

 

 

学校②

ある男の先生:スライドを見て「あなたのために授業を見せることはできると思うよ!校長先生に聞いてみるから待ってね!」

 

校長先生の元へ。

 

校長先生:「アポイントは取っているのかしら?」

私:「先週メールを送らせていただきました。」

校長先生:「今週すぐにというのは無理だけれど、来週なら先生とも調整できるかもしれないわ。再度メールしてくれる?」

私:「はい!!!!!!!!!」

 

歓喜でした。

やはり、メールではなく足を運んで話をするのが圧倒的に早いです。

しかし、今週はまだ水、木、金と3日間もある。未だに、明日をどう生きるか状態。

あと1つだけ行ってみようと決めて、もう1つ近くにある学校へ向けて歩きました。

 

 

 

学校③

校長先生に聞かないと決められないものだと察していたので、はじめから校長先生はどこにいるのかを聞きます。校長室につくと、にこやかな校長先生と目が合いました。ビビるわたしに対して、先生は初対面なのにめちゃくちゃ歓迎モード。

 

私:「入ってもいいですか?」

校長先生:「もちろん。初めまして!(握手をする)お名前は?」

私:名前を言うとともに、スライドを見せながら自分が何者かを話す。

校長先生:「今日はもう先生が帰ってしまって授業見学の相談ができないけれど、明後日はどうかしら?明日は少しイレギュラーな予定だから、あなたが来ることは難しいわ。」

私:「明後日、行ってもいいのですか!?」

校長先生:「ええ。もし見たい授業や学年があれば、また木曜日に言ってね。」

 

 

 

何ということでしょう。あれだけメールを送り、悩んだ日々が嘘のようです。

こうして、本日の私なりのアクションは幕を閉じました。

 

 

明日は、木曜日の学校訪問に備えて再度デンマークの教育について調べたり、知りたいことを改めて考えたりするようにしたいです。

せっかくだから、ニューハウンの絵も描きに行こうかなぁ〜。

 

 

行く先があるだけで、こんなにも顔を上げて歩けるようになるんだと実感した1日でした。

 

そして、こんなに素敵な街にいま自分はいるんだと。

 

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この3日間見ていたはずなのに。3日間の中で1番曇り空なのに。

今日の景色はどこか明るく感じられました。

 

 

引き続き、私らしく頑張ります!!

 

 

 

私の壮絶な1週間、ヘルシンキバックのその先は?

 
 
こんにちは!しげりこです。
 
私は今、デンマークコペンハーゲンにいます。
あれ?次はイギリスじゃなかったの?
 
2つ前のブログにはイギリス行ってきますと書いたので、コペンハーゲンにいることは私にとっても予想外。
 
理由はこちらにあるので、またぜひ見てください。↓↓
 
 
 
 
でも一体、なぜコペンハーゲンに帰ってきたのか?
少し時間を遡って見てみます。
 
 
10月16日(火)
 
ヘルシンキに戻された私は考えた〜
 
 
選択肢① オランダに行く
 
イギリスの次に行こうと予定している国。まだ連絡を取り始めたところで、学校側もステイ先も準備をしてくださっている。急に行くのはかなり迷惑な話である。→却下。
 
 
選択肢② フィンランドのステイ先に戻る
 
「成長して必ず帰ってくるね」と、色紙をプレゼントして、先生とホストマザーと抱き合った別れを思い出す。自分の事情で戻ったところで合わせる顔がない。→却下。
 
選択肢③ デンマークに留学している友人のところに行く
 
元々は、12月にこの友人が在学しているフォルケホイスコーレ(大人のための人生の学校)に3日間ほど行かせてもらう約束をしていた。何とか、、という想いでLINEをしてみる。
 
私:「少し早いけど行かせてもらえないかな、、、?」
 
友人:「修学旅行中だけど来れるならいいよ!」
 
(なんて寛容な学校なんだ、、、)
 
ということで、火曜日の夜にヘルシンキに戻された私は早速、翌朝のフライトでコペンハーゲンに戻ることを決意!この頃には、空港泊にも抵抗がなくなっていました。(監禁中の空港泊はたまらなく辛かったですが、、、)
 
 
翌日
 
コペンハーゲンに到着!!
9月2日に到着したあの日のワクワクを思い出します。帰ってきたよ〜!!
 
早速フォルケのみんなが泊まっているところまで向かおうとするわけですが、これまたすごく遠い。明日には別の島へ移動するとのことなので、私もその島の近くまで行き、今日は自分で宿を予約することにしました。
 
 
 
苦難① 宿が遠すぎる
 
本日の目指す場所はここ。コペンハーゲン空港から電車とバスで、約2時間。
 

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電車を降り、宿の近くまで行くためにバスに乗車します。
一緒に乗車した人は次々と降り、どんどん街の風景が変わります。
 
そして、降ろされたのは、
本当に何もない、誰もいない大自然の中。
 

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汗だくになりながら、重いキャリーを押し、宿を目指して歩きます。
荷物の総重量はリュックとキャリーで、
 
30キロ
 
この日ほど、出国前の準備でキャリーに色々と詰め込んだ自分を恨んだことはありません。地面が砂じゃなくてコンクリートだったのがせめてもの救いでした。
 
時刻は18時半。
 
街灯がないために、日が沈むとさらに危なくなります。ヒッチハイクを試みるも、車さえ通らないのが辛いところ。いつかのYoutube用に、と動画を回しながら必死に精神を保ちます。
 
 
 
苦難② 宿が分からない
 
歩くこと約2キロ。
(予約時には最寄りバス停から200mと書かれていたが、、)宿の辺りに到着。
 
確かにマップ上では確かにここ。家はぽつん、ぽつんとありましたが、写真と一致するような家はありません。すがる想いで、住所が一致した家を覗きます。
 
 
 
誰もいない、、、
 
もう一度、あの道を歩いて帰る元気もなく、野宿を一瞬覚悟しました。
 
再度確認するためにメールを開くと、私が必死に歩いている間に一通届いていました。
 
「鍵は家の郵便受けに入っているよ!家にあるものなんでも自由に使っていいからね〜!」
 
確認しに行くと、
郵便受けに鍵が、
あった、、、!!(野宿じゃない、耐えた〜〜)
 
 

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家の中に入ると、確かに予約時に見ていた写真と一致。きっとこのようなケースは旅人からすればよくあること。私の経験不足なだけに、焦りのひと時でした。
 
 

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とても整頓されていて、1人で泊まるのがもったいないくらい素敵なお家でした。なぜかお湯は出ませんでしたが水シャワーを浴び、この日はゆっくり就寝。
 
相当疲れていたようで、10時間ぐらいぐっすりでした。
 
 
 
苦難③ バスが運休
 
そして翌朝。
どうやら前日、私は昨日乗車するバスを間違えていたようです。確かに家から200mほど歩いたところにバス停がありました。自分のアホらしさを自分で処理しながら、散歩がてら外に出て、バスの時刻を確認します。
 
あれ、、、?
 

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下の方に小さく、Kører ikke den 15.10.2018 - 19.10.2018 と記載されているのを確認。

 

まさかと思ってグーグル翻訳さんに尋ねます。

なんと、それは、そのまさかの、1年に数日しかない休みウィークでした。デンマークでもフィンランドと同様に学校には秋休みがあり、それに合わせてバスも運休するのかと自分を納得させます。
あたりに学校があるのかは分かりませんでしたが、この近くに住む子どもが利用するバスなのでしょう。
 
 
家に帰って1人作戦会議をしていると、家のホストらしきおじちゃんが掃除をしにこの家へ。
 
事情を話すと、駅まで送ってくれるとのこと!!
 
神様降臨!!!(涙)
 
 
 
重いキャリーを車に積み、駅に着くとおろしてベンチまで運んでくれる優しさ。この時は、本当に感謝が止まりませんでした。
力強く握手をしておじちゃんとさようならをしました。
 
 
 
そして、1日3本しか運行しないフェリーでしたが、無事に乗船!

1時間ほどかけて、フォルケのみんながいる Samsø島 へ!!

 

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この後も、港からビレッジまでの移動でタクシーを呼ぶのに、私の携帯simが電話対応していないプチトラブルがありましたが、街の人が電話を貸してくれ、タクシーも呼ぶことができました。またまた、感謝です。
 
 
そしてビレッジに着くと、ホリデーでこの島に来ているという家族が1組。
 
私がヨーロッパにきている理由、デンマークへ戻ってきた理由などを話しながら、トマトスープとゆで卵を一緒にいただきました。この時に食べた約24時間ぶりのご飯の味は忘れません。誰かと一緒に食べるご飯は、美味しさだけでなく大きな安心がありました。
 
 
フォルケのみんなが活動から帰ってくると、
 
「よく来たね!大変だったね!」と言葉をもらい、「あぁ、1人じゃない。」と実感することができました。一気に心が温かくなりました。仲間って本当に偉大です。
 
 

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フォルケのみんなと作ったこの日のご飯
 
このフォルケのみんなとは2日間一緒に過ごさせていただきました。ビレッジの後は、ベルリンに行くそうで、流石にそこまではついていけないのでお別れです。また帰ってきたい場所が増えました。ありがとう、私の友人をはじめとするフォルケのみんな!
 
 
 
この時はまだかなり楽観的、実はここからまた私にとって壮絶な時間が始まってしまいます、、、(笑)
 
続きはこちら↓↓
 
 
 
 
では、今回はこの辺で!!
 
 
 
 

世界初の無料給食を実現した国、フィンランドでの学校給食!

 
 
フィンランドでは今年で無料の学校給食を始めてから、70年になります。
題名にもある通り、無料給食の先駆けとなった国なので、70年は世界で1番長いということになります。
 
 
どこの学校にも、食堂にはこんなものが置かれていました。

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フィンランドで70年間無料の学校食を提供しています。トップ!一緒にもっと一緒にやって!(Google翻訳、、、笑)
 
 
 
プレスクールの子は朝食、昼食、おやつと3食を学校で食べていました。小学校でもアフタースクール(日本でいう児童クラブ)まで行く子にはおやつが無料で提供されます。
 
高校でも給食があり無料です。
(ちなみに。先生など、学校で働く人までは無料ではありません。地域にもよりますが、イーサルミでは1食5.7€=750円くらいでした。)
 
 
 
実際の給食はこんな感じ!!
 
 

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どれもとても美味しくいただきました。
 
4週間学校に行かせていただきましたが、2回ずつくらい同じメニューを食べました。
 
 

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こちらはプレスクールの朝食

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こちらはプレスクール、アフタースクールのおやつ

 

 
給食は教室で食べるのではなく、学校内に食堂があり、ここにみんなで集まって食べます。一気に全校生徒は入れないので、1,2年生は10時30分~、3,4年生は11時~などと時間によって昼食の時間が決められています。それに合わせて休み時間や、授業時間も学年ごとにうまく調整されています。
 

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日本と大きく異なるのはセルフバー形式の給食。
子どもたちは自分で食べれる量だけをお皿にとります。そのため、やはり嫌いなものはとらない子や、昼食それだけ!?と驚くほど少しの量しか食べない子がいるのも事実です。
 
一方で、残す子は圧倒的に少なかったので、その点はセルフバー形式の良さだと感じました。
 
 
食堂では、子ども同士はもちろん先生同士でもクラスを超えた会話がされていました。担任1人ではなく、多くの先生で子どもたちみんなを見守っているイメージです。
 
 

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日本のような給食準備はないですが、食器を下げて食堂で働いてくれている方に「kiitos!(ありがとう)」と伝えます。
 

 

そして食後は、みんなキシリトールフィンランドキシリトールの原産国で、食後に食べるのが習慣のようです。
学校だけでなく、家にも置いてあり、子どもたちは食後に欠かさず食べていました。
 

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実際、フィンランドでは虫歯予防としてキシリトールが活用されており、虫歯になる人・本数が減少していると言われています。
 
 
 
日本と全く違う学校給食でしたが、どう感じましたか?
 
 
実は日本の給食も以下の点で世界から注目されているそうです。
・栄養面に最大の配慮をしている
・子どもたち自身が給仕する
・質のわりには給食費が安い
・食育を行っている
 
今回、フィンランドめっちゃいい!と一概には言えませんが、日本で給食費を払えない家庭の問題などを考えると、全域で高校まで無料なのはやはり魅力的。
結局は教育費にかけるお金、、、となってきそうですが。
 
 
 
と思って調べてみると、
 
実は日本でも無料給食を実施している地域がありました。しかし、全体で見るとごくわずかです。
 
 
また、世界の給食について大学の授業で調べたことがあり、
・一度自宅に帰ってご飯を食べる
・小学校でも好きなものを買って食べる
といった世界の学校もあるようです。
 
 
今後も国をまわる中で、各国の給食について確かめながらレポートしていきます!(^^)
 
ではでは!